約3年ぶりの清水翔太LIVEツアーを終えて
2022年2月27日。清水翔太のLIVEツアーに行ってきた。2021年にリリースされた9作目のアルバム「HOPE」を引っ提げての全国ツアーファイナル。会場は、清水翔太の地元大阪「Zepp Namba」だ。そしてこの日は、彼の33歳の誕生日当日だった。
このご時世にLIVEを開催してくれたこと、そしてみんなで集まって一つの時間を共有できたこと、誕生日をお祝いできたこと、とても嬉しく思う。そして僕の誕生日当日にツアーが始まって、彼の誕生日当日にファイナルを迎えたのもちょっぴり嬉しい。
僕は、この日を心待ちにしていた。最後に彼のライブに参戦したのは2019年で、約3年ぶりの参戦となるからだ。僕も同じ大阪出身で、しかも誕生日当日&ツアーファイナルを地元大阪で。ファンとしては、どうしても行きたかった。
それまで、毎年開催される全国ツアーには毎回参戦してきたけれど、新型コロナウイルスが猛威を振るったことによって、ライブやコンサートの開催ができなくなって、みんなたくさんの我慢を強いられてきた。
いろんな不満があるなかで、何とか今までやってこれたのは、周りに家族や友達がいてくれたからで、そして清水翔太をはじめ、たくさんのアーティストたちが音楽で僕たちを励ましてくれたからだと思う。
「声を出さないライブ」というのは、異質ではあると思うけれど、それでもその異質さを感じさせないほど、会場は大盛り上がりで一体感があった。僕らなりの「お帰り」と「誕生日おめでとう」や「ありがとう」を伝えられた気がする。
たくさんのファンがいて、画面の向こう側で活躍するアーティストたちは、まるで遠い世界の人のように感じてしまうけれど、彼を見て彼の話を聞いていると「職業が違うだけで、僕らと変わらない一人の人間なんだ」と感じる。
トークで「たくさんいじめに合ってきたし愛されて来なかったけど、自分の居場所をやっと見つけられた」という話があった。僕がもし、彼と同じ年齢で同じ学校の同じクラスだったとしたら、声をかけて手を差し伸べて支えになってあげたかったと思う。
きっとこれは今だからこそ言えることではあるけれど、僕がその場にいなくても彼は自分で居場所や仲間を見つけて、そんな居心地の良い場所から離れてでも自分の夢を叶えるために前に進み続けた。それは、とても強いことだと思う。もちろん辛いこと・悲しいことはあっただろうけれど。
ーーただ、僕は彼の全てを知るわけではないので、彼が経験してきたことや苦労・苦悩などについて知ったふうに語ることはできない。いや、彼が語らせはしないだろう。ーー
そして彼が負けずに前に進んでくれたからこそ、僕たちは清水翔太という音楽に出逢うことができたし、辛いときや頑張りたいときに支えとなって助けてもらった。これからは、もし彼に何かあったときには、いちファンとして彼を応援して支えていきたい。
当たり前が当たり前じゃなくなったとき、それでも諦めずに頑張っていこうぜって手を取ってくれたのは、彼や彼の周りの人たちが奏でる音楽だ。確実に誰かの心に届いたし、心の支えにもなったと思う。
正直、年末年始あたりにまた感染者数が増え始めて、「中止になったらどうしよう」っていう不安はあった。でもそんな中でも、バンドメンバーやダンサー、スタッフを含め、ライブに携わった全ての人が頑張ってくれて、ツアーファイナルを迎えられたこと本当に良かったです。
毎年最高のライブを開催してくれているけれど、毎回その最高を更新していると思います。あ、3150ですね。もう「3150」ってあんまり使ってないですか?そうですか。また次回、最高の更新を楽しみにしています。
2022年も共に生きていきましょう。希望を胸に。