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モンブランの洗脳

グルメ番組を見ていて、モンブランを目の前で絞ってたくさんかけるケーキを売っているお店の映像を見た。
ひとつ3000円くらいの高価なケーキだが、それを食べてみたいとぼくは妻に言った。

その日からぼくはモンブランが好きな人として扱われるようになった。

特にモンブランが大好物という訳ではない。
ただ高価なケーキに興味を持っただけなのだが・・・。

しかし一旦染み付いた固定観念は、なかなか払拭できない。

買い物に行けば、"モンブラン売ってるよ"とか、"ケーキ買うけどモンブランでいい?"とか。

別に嫌じゃないけど、そんなに食べたいとも思わなかったのだけど・・・。

そう言うことを言われ続けていると、なぜかモンブランが美味しい、食べたいと思うようになってしまっていた。

これを洗脳と言うのだろうか。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。