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科学で階段を早く楽に上ろう(前編)

ぼくは階段を降りるのが早いのだが、上ることが苦手だ。

苦手というのは、長い階段を上るとどうしても足が痛くなる。

それに息が切れる。

そこで足のどの部分が痛いのか分析してみた。

階段を少しスピードを早めて何度か上ってみると、痛くなる箇所が具体的にわかってきた。

太ももの前には大腿四頭筋と言う四つの大きな筋肉がある。

痛むのは膝の少し上の部分。

大きい筋肉は太ももの辺りにあるから、小さい筋肉に負担をかけて、大きい筋肉を有効に使っていなかったということになる。

実にもったいない筋肉の使い方をしていた。

そこで太ももの筋肉を使って階段を上るようにしてみた。

何か動きがぎこちない。

それもそのはず、長年染み付いた階段を上るフォームが、そう簡単に矯正できるはずがない。

しかし、効率的なフォームじゃないことは間違いない。

何とか改善しよう、そうここのに決めたぼくは、通勤時の駅の階段でぼくは試行錯誤の人体実験を続けた。

そもそも階段を上るのに、人は太ももの筋肉を使っているのだろうか、最初はその確認からだった。

どうやっても膝上の筋肉に負担が偏る。

試行錯誤を続けていると、何かのはずみで上手くできてしまうことがある。

何かの拍子で太もも以外の筋肉を使った。

それはお尻の筋肉。

太ももの筋肉に集中するだけじゃダメだったんだ。

<後編へ続く>


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昭真(shoshin)
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