【コラム回】26歳女子がようやく気付いた「広報」という仕事の大切さ①
星野リゾートスタッフの生泉です。
夏バテで漫画が描けません。
寝転がったり歩いたりしていると、言葉ばかり溢れてくるので参ります。コミックもエッセイも両方やるのがコミックエッセイストならば、コラム回が続いたっていいんじゃないかな。ね。いいよね。
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芸人の大島育宙さんにどハマリして考察系ラジオを聞き漁る毎日です。
何かを観たい・楽しみたいと思わせる力がある方だし、
何かを観たい・楽しみたいと思わせる力をきっと大切にしている方だと感じます。
私は本を読みたいとあまり思わない子どもでした。
親を含め周りの大人たちは皆口をそろえて「本を読め」と言います。
「本」ならなんでも良いのだそうです。不思議でした。
本を読めば読解力が付くのだそうです。でも漫画や雑誌やテレビはだめなのだそうです。絵本は本だそうです。
とっても不思議でした。
私が本を読みたくないのは集中力が続かないからでした。
映画もドラマもほとんど最後まで観きったことがなく、一番好きなのはテレビCM。
本を読めという大人たちは多分道徳的な活字を読んでほしいのだろうと子どもなりに解釈し、たどり着いたのが新聞でした。新聞はOKだそうです。不思議ですね。
新聞は私の肌に合いました。
おそらく私の書く書き物の源流はこのへんにあります。
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時は経ち、なんやかんやでホテルマンになった私、26歳。
現場で働きながら広報の仕事に片足突っ込んでいます。
(このnoteも広報の意味合いがありますが、それはいったん置いといて)
例・Instagram文章作成
・プレスリリース作成
(↑さつまいもが好きすぎて偏重ぎみですがそれもいったん置いといて)
本嫌いの私がいまやなんちゃってライターです。びっくり。
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ここで星野リゾートの働き方についておさらいします。いわゆるマルチタスクです。
接客、調理、清掃はもちろん、企画、情報管理、人事、経理、地域交流などなど、、、本当になんでもやる。ひとりがたくさんの顔を持っているのが特徴です。
もうお分かりですね。広報もやります。
いま目の前でお酒を注いでいるスタッフ、広告マンでもあるんです。
↑詳しく知りたい方が覗く用の窓
初めての広報仕事はスタッフブログでした。
新卒3ヵ月。あっっっっっまりにも仕事のできない私へため息交じりに回ってきた仕事ではありますが(その節は大変申し訳ありませんでした)、
何かを任されたことがとにかく嬉しくて嬉しくて、気合いが入ったのを覚えています。
書き仕事には縁がない人生だったけれど、これが楽しいのなんの。同僚からも過大評価されまんまと図に乗った私は、それから約1年もの間スタッフブログを一任されたのでした。
※Instagramへの移行に伴いスタッフブログページはクローズされています。過去記事はじゃらんnet様の界 松本公式ページに現在も一部掲載しておりますので、お暇がございましたら。。。
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この流れは私にとってある種の衝撃でした。
広告業=花形仕事
だと思っていたからです。
観光業界に就くつもりしかなかった私ですが(就活レポ漫画もいつか描く!)、大学の無料の業界研究セミナーは全ジャンル参加しました。タダが好きだったからです。
広告業界は異様にキラキラしていて、そして激務でした。観光系広告業社のブースも見ましたが、同様でした。私には無理だと思いました。キラキラも激務も苦手だったからです。
広告業界の華やかさは多くの漫画やドラマでも描かれています。もはや鉄板ネタです。最近だと某ドラマで田中みな実さんが演じたファッション誌編集業の役が記憶に新しいです。
そういう刷り込みも少なからずあると思います。それを差し引いても就活で感じたキラキラはもっとずっとリアルでした。
だからこんな小さな旅館の現役スタッフが広報に携わるなど思ってもみなかったのです。
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もちろん星野リゾートというマルチタスク会社を選んだからに他なりません。そこに疑問はありません。
広報に携われることは刺戟的でありがたく、また会社にとっても必要な仕事であることも分かります。利益に直結しますから。
私にも、会社にも、良い。
じゃあ、
社会にとっては?
届けたいものを届けるって、結局エゴなのでは?
そんなエゴのかたまりかもしれない職業が
なぜキラキラの花形仕事に見えるのか?
自分の仕事にどこか懐疑的なまま、
広報歴は4年を超えました。
つづく
生泉
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