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写真時間 - [生きとし生けるすべてのノスタルジックへ]

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原始脳に抗う「summer of nostalgia」の大脳が見ている風景と、移ろい変わりゆく思考をLeica(ライカ)でキャプチャーした後に立ち寄るデジタルベンチ的マガジン。
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2019年2月の記事一覧

「撮って観る」ではなく「撮る」

「撮って観る」ではなく「撮る」

M9にしろ、M10にしろ、デジタルライカには設定で撮影後の自動プレビュー時間を《自身で》任意に選択することができる。正解はない。善悪もない。僕はこうゆう見解だけど、間違っているかもしれない。そうゆうスタンスが生きやすい。正見なんて、自分の主観から立ち上がりはしないし、持ちえもしないのだ。

僕の心地よいで話そう。いつだったかは覚えてないけど、自然と「プレビューなし=0時間」を選択するようになった。

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観察する/A2D2D2X [leica M9, Elmarit 28mm]

観察する/A2D2D2X [leica M9, Elmarit 28mm]

写真を撮るという行為が圧倒的に素晴らしい理由の一つに

[観察する] という行為が求められ、育まれるからだ。
ブッダも 一生、観察する仕事だけは忘れてはならないと諭している。

leica M9, Elmarit 28mm, A2D2D2X coda.

創造とは、外部からやってくるものを受け入れること。手前から手許へ

創造とは、外部からやってくるものを受け入れること。手前から手許へ

知覚できないけども、確かにそれはある。それを受け入れる。あるがままに。という状態で外界を見渡せば、創造は訪れる。

ライカという道具が、目の前に現れ、手前から手許に変化し「わたし」を拡張した。ライカは「わたし」の「見る」能力を拡張し、「わたし」の感覚器を通して、立ち上がったこの世界という現象の中に、主観でも客観でもない「光」を「わたし」は捉えることができるようになった。その光を人々と共有したいと思

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