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階段下りのトレーニング

 階段を降りるときにゆっくり、片足で体を支えるようにして下っていくと、足の筋肉に大きな負荷がかかります。
 上りで駆け上がると、息が切れて、心肺機能を鍛えることができます。
下りで重力を使って自然に下りていくのは楽です。これを重量に逆らって、ゆっくり下るようにすると効率の良い筋トレになります。
 箱根駅伝のハイライトは5区の山登りです。地味ですが、ランナーの足をもっとも苦しめるのは6区の山下りです。6区を終えたランナーはほんとに、がくがく、フラフラになっています。
 箱根駅伝の中継をよく見られる方は、下りの方がきついという解説を聞いたことがあるかもしれません。
 上りの方が負担がかかって効果的な筋トレのように思えますが、上りより下りの方が筋トレ効果は高いのです。やってみてわかるきつさです。
 街中の込み合った階段でやっていると後ろの人に押されて危ないかもしれません。山道に階段があれば、良いトレーニングの機会です。階段でなくても下り坂でもトレーニング出来ます。
 200段くらいゆっくり降りると、足ががくがくの状態になってきます。次の日は足の筋肉、特に太ももの筋肉に張りが出ます。これが筋肉の破壊です。この破壊された筋肉が数日のうちに再生されるときに筋肉が太くなります。
 ゆっくり下る際も下っている間は負担がかかっている感覚はあまりありません。下り終えて、しばらくすると、足が疲れていることを感じ始めます。だんだん、足ががくがくになり。おかしいなと感じます。そして、次の日はは痛みを伴う張りとなります。
 下りの方が明らかに筋肉への負荷が大きいのです。筋トレしたい人はお試しを。

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柴田英寿
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