誰も知らない
2022.03.21
『三十一筆箋 −猫猫−』のこと
きょう、レイアウト作業を進めて、ひと通り終わった。あとはまえがきだけ。歌集のレイアウトって、1行書きが基本なのだけれど、僕は正直、あんまりこだわりがない。今回は縦型でフォントサイズを小さくすれば、普通に1行書きで作れたと思うけど、全然そんな気持ちが起きなくて、結局2行、3行、4行、5行のパターンを短歌によって使い分けた。
商業誌だと「誌面」というスペース的な制限がある以上、誌面の都合に合わせて、表記(改行したり、横書きになったり)も変えていいことにしないと載せてもらえなかったりするから、だんだんあまりこだわらなくなってしまった。
「使っている言葉を変えてほしい」や「媒体の規定に併せてこの漢字はひらがなにひらいてほしい」みたいなことには抵抗している。(「短歌はもうそれ自体が画像だと思ってほしい」みたいに言ってみたり。抵抗はするけれど、ときどき負けたりもする)
……で今回は、読みやすい(リーダビリティー)のがいいと思うし、あとは「自分がしっくりくる文字組み」がいい。自分で作るんだから、自分がしっくりくる感じにしよう、と思って組んだ。
僕は過去にマニュアルを作っていた関係上、フォーマットに囚われすぎるきらいがある気がするのだけれど、今回の『三十一筆箋 −猫猫−』は、あまり法則性とかなくて、イラストの縦位置、横位置、配置場所、大きさ、短歌の各行の長さの違いによるバランス、見た目の読みやすさ……なんかを、それぞれのページでひとつひとつ考えた感じ。あまり位置を統一したりしていないから、続けて読むとちょっと読みづらかったりするのかも。
でも、一首ずつ、時間をかけて読んでもらいたくて一筆箋にしてるんだから、あまり前後のつながりとかにはこだわらなくてもいいのかな、と思って、自由にやってみた。
ずっと作業してると、自分の短歌は(当たり前だけど)見慣れてすぎているから「いまさら、これ、売れるだろうか……」と、我に返りがちだけれど「僕のことなんて誰も知らないんだから、大丈夫。小泉さんのイラストもすごくかわいいから、大丈夫」と言い聞かせている。
かわいいと思うよ……。買ってね……。
5/29文学フリマ東京のこと
昨日の夜中、抽選の結果、文フリ東京に出店できるという通知が届いた。……というわけで5/29(日)は、上記の『三十一筆箋 −猫猫−』をひっさげて(?)文フリ東京に出ることになった。前回は2019/11/24に出ていたらしいので2年半ぶりか。確か前回も三十一筆箋(従来版)を販売したのだった。
ぼくぼくのInstagram
ぼくぼくの里親さんがInstagramを開設してくれたよ!
ぼくぼくになりきってて、おもしろい。
Mリーグセミファイナル
きょうからMリーグのセミファイナルが始まった。
ドリブンズは予選で姿を消してしまったので、セミファイナルではパイレーツを応援している……が、初日4位3位……。
そんなそんな。