台風がきた —野菜づくり 初挑戦の記録 その2
こんにちは、キャベツ店長(鮮度まもる君担当)です。
前回からスタートした、会社の屋上での野菜づくりの記録、2回目です。
プランターに植えてから9日たったの6月2日のことです。
台風接近の天気予報どおり、午後から本降りの雨となり、15時を回ったあたりから風も強まってきました。
ビルの中にいてもわかるほど、打ちつける雨の音が強くなってきて、屋上の野菜たちのことが頭をよぎりました。
でも、プランターはそう簡単に倒れたり飛ばされたりする重さではないし、壁際に寄せてあるし、野菜にとってはむしろ恵みの雨よね、と考えていました。
ところが、16時過ぎ、ビル全体を管理する総務部の担当者から内線が入りました。
「風雨が強まってきました。屋上のプランター、今日は金曜日で、明日、明後日、人の目が行き届かなくなる。 何かあってからではまずいので、今のうちに中に入れてください」
正直いって、えー…、です。
しかしながら、会社の共有スペースであり、最終的な管理責任は総務部にあることを考えると、従わざるを得ません。
それに、万一のことが起こった場合、会社に迷惑がかかるのは避けたい・・・
わかりました、と答えてから、頭に浮かんだのはゴーヤのことです。
もうすでにツルがネットにしっかり絡んでいて、まさかそれを引きちぎるわけにはいきません。
でも、中に運び入れます、と答えた以上は、放置するわけにもいきません。
そうなると、残る方法は、ツルの絡みついた部分のネットを切ることだけです。
同僚二人に手伝ってもらって、プランターを屋内に運び入れることにしました。
先にミニトマトとピーマンを移動させ、それから、なるべくゴーヤ本体にダメージを与えないように、必要最小限のネットをハサミで切りました。
まだネットにツルが絡まりはじめてから1週間で、あまり広がっていないのが救いだったかもしれません。
水を含んでずっしり重いプランターを、どしゃ降りの雨の中、運び入れてもらいました。
翌日の土曜日は台風一過の晴天。
ゴーヤのネットは切った場所に近いところに結びつけ、ひとまず前の形に近い状態に戻しました。
ちなみにこの後1週間ほどネットを切った状態で放置しておいたところ、見るに見かねた経験者さんが修繕してくれました(大感謝)。
さらに、また台風並みの荒天になった日がありましたが、こちらも経験者さんが間に入って、総務部からの移動指示をスパッとお断り。
結果、何の問題もありませんでした。
最初から、わたしに移動の指示を断れるだけの自信と根拠があればよかったのですが、こういうことも実体験してみないと判断材料がないので、良い経験になったと考えることにします。
(総務部の担当者にも風雨の影響を受けにくい設置環境であることを納得してもらえたと思います。)
その後も野菜は順調に生育している様子なので、やはり
野菜の生命力ってすごいなあ、と感じます。
このまま何事もなく、スクスクと成長してくれますように…
次回も引き続き、野菜づくりの様子をお届けします。
それではまた✋