「やりたいこと」は「好奇心」にフォーカスするとどんどん出てくる
今は、やりたいことしかない
10年前の私に「あなたのやりたいことはなんですか?」と問いかけたら、
「うーん、そういうのがきっと自分にもあると思うんですが、コレってものが無いんですよね」
と答えていたと思います。
だけど今の自分は
「やりたいことが無い」と言う言葉に対してまったくピンと来なくなるほど、
やりたいことだらけになっています。
やりたいことだらけ、
叶えたいこと多すぎ、
人生がいくつあっても足りないぐらいで、
今はその中でどれを選ぼうか、
限られた人生の時間に焦点を当てて、
本当に大切な「やりたいこと」を選ぶ必要が出てきています。
「好奇心」を自覚する
この今と昔の違いは、
「好奇心」を自覚しているかどうかなんですよね。
かつての自分は、
無自覚に自分の好奇心を押さえつけていました。
でも、本当は心の奥底に知りたいことがたくさんあったんです。
人はなんで争うんだろう。
自分の心の外に出れる人と内に籠ってディフェンスする人の違いってなんだろう
「自我」って本当に存在するんだろうか。
日本がこんなに閉塞的になって、経済成長が鈍化した理由はなんなんだろう。
もっと良い働き方と成果って両立できないんだろうか。
そんなことを徒然なるままに考えることが多かったんです。
ただ、その考えの中身こそが、後々自分を駆動していく源泉になるなんて、
当時は想像すらしていませんでした。
むしろ余計な「世の中生きていく上では邪魔になる雑念」ぐらいに捉えていたかもしれません。
ただ、
自分の中のそういったありのままの考えに対する認識が、
「雑念」から「自分が持ってる好奇心」へと変わった時から、
自分の心の立ち方が随分と変わっていきました。
「俺は、学びたいことを、とことん学ぶぞ」と決意した日
私の独立起業体験は、「大手会社で経験を積んで、作った人脈と実績を基に華々しく…」といったものではありませんでした。
むしろ、
なかなかサラリーをいただく身分での社会人生活に馴染めず、
だんだん息苦しくなっていき、
「そうだ、独立したらいいんじゃん」
といったあんまり立派なスタートと言えないものでした。
ただこの時こんな風に心に誓いました。
「どうせマイナススタートなんから、今まで自分が知りたいと思ってたことを気が済むまで勉強しよう。俺は、学びたいことを、とことん学ぶぞ」
思い返せば、ここからどんどんやりたいことが増えていったんですよね。
知りたいことを知ろうとするだけですから、とてもシンプル。
無理して「やりたいこと」を捻出する必要もない。
心に素直になって、単に知りたいことを学ぶ、教えてくれる人に会いに行く、本を買う。
そして今私の仕事は、
その当時の、そして今も持ち続けている、好奇心を見える形にしたものばかりです。
今私は仲間になってくれたスタッフたちと新しい働き方に取り組んでいます。
そして、様々なスタートアップたちの方達とCo-Creativeな関係で、事業を共創したりもしています。
自治体のデジタル・トランスフォーメーションを支援したり、
発達に悩む子どもに対する事業を行っている人とサービス設計を考えたり、
マインドフルネスの事業を行っている人の事業ターゲットを定めたり、
私や私の仲間の好奇心、そして向かう先と合致した人々と多岐に渡る活動をしています。
不思議と好奇心がひとつひとつ形になっていったんですね。
欲は持続しないし身を滅ぼすこともある。好奇心は長持ちするしクリエイティブだ。
何かをモチベーションの源泉とする時、
欲や怒りなんかも源泉とされやすいのですが、それらは長持ちしません。
何かが手に入ったら虚しくなる、インフルエンサーの希死念慮なんかもいっとき話題になりましたよね。
また欲も怒りも時にコントロールが難しく、マイナスに働くこともあります。一時的なブーストには役立ちますが、長期的な運用には向いてないです。
だけど、好奇心はとっても長持ちなんですね。
そして知りたい心から発せられるアイデアはとてもクリエイティブです
また好奇心を持つ心から発せられるバイブレーションは他人も元気にします。
だから好奇心に素直になると、どんどんやりたいことが出てくるんですね。
これってもしかしたら、人に本来的に埋め込まれた本能なのかもしれません。