マエダソウイチロウ

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  • 地方のデザイン会社社長の幸せになるデザインの話

    地方(福井県越前市)でデザイン会社IdeaCraftを経営しながら、全国の志ある事業者様とのプロジェクトにデザイナーとして関わっています。官民共創、福祉、人材育成、テック、など様々なジャンルのスタートアップの皆様とのプロジェクトや、行政のDX(デジタルトランスフォーメーション)など一見両極の業務に携わりながらも、共通する幸せの本質・人としての在り方を、業務を通じてデザイナー目線で見つめ、語ります。目標はデンマークにも拠点を持つこと。

  • 息子と嫁と、時々俺

最近の記事

「話が早い」とお客様に言っていただく状況をどうやってつくるかまとめた

私たちにとって一番嬉しいのは 「ビジョンが合うと思って、御社とぜひ一緒にお仕事したいっす」 と言ってもらえることですが、 「話が早いから、御社を選びました」 と言われることもありがたいことです。 機能的価値を提供できてるな、と自己評価できます。 今日はこの「話が早いですね」と言っていただく状況を、 デザイナーやコンサルタントがどう創るか、 についてお話ししたいと思います。 「要求定義」と「要件定義」いきなりシステム用語みたいなのが出てきたんですが、 私たちデザインをする

    • 「やりたいこと」は「好奇心」にフォーカスするとどんどん出てくる

      今は、やりたいことしかない10年前の私に「あなたのやりたいことはなんですか?」と問いかけたら、 「うーん、そういうのがきっと自分にもあると思うんですが、コレってものが無いんですよね」 と答えていたと思います。 だけど今の自分は 「やりたいことが無い」と言う言葉に対してまったくピンと来なくなるほど、 やりたいことだらけになっています。 やりたいことだらけ、 叶えたいこと多すぎ、 人生がいくつあっても足りないぐらいで、 今はその中でどれを選ぼうか、 限られた人生の時間に焦点を

      • 発信するのも大事だけど、受信するのも大事

        少し前のことですが、ふと思いついて東京出張の帰りに世田谷美術館に寄ったことがありました(撮影していいよって言われた場所での撮影です笑)。 美術館なので当たり前なのですが、めちゃくちゃ綺麗なんですよね。 髪の毛一本探すのに苦労しそうです。 その空間はヒステリックな意図で整えられた空間ではなくって、その場所を大切にする人がいて、丁寧に整えられた場所、そんな静謐な美しさがありました。 そこでアーティストたちのつくった作品のオーラを受け取るのは、幸せな時間です。 情報発信の時代

        • 【ボロボロになったサービスデザイン vol.1】

          「うちは、スタッフみんながデザイナーだよ。 コーダーもデザイナーだし経理スタッフだってデザイナーだ」 こんな話を随分と前に最初にした時、ちょっと不思議な表情をされたし、 今話しても、なんだかよく分からない世界の話をしているみたいに捉えられることもあります。 けど実はこの考え方、 私のオリジナルの考えでも新しいものなんでもなくって、 元々はデザイン思考の民主化に貢献した、 アメリカのIDEOというデザイン・コンサルティングオフィスが発祥の考え方です。 一般的にアイデアを出

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        • 地方のデザイン会社社長の幸せになるデザインの話
          5本
        • 息子と嫁と、時々俺
          4本

        記事

          デザイナーの仕事は軸を見つけること

          法人格の人生法人は一つの人格、って言われてますよね。 もし人格であるならば、 人の人生と同じように、そこには揺らぎが生じる。 人生に答えがあったら、とても楽だけど、人生には答えが無いのが常だから私たちは常に揺らいでいる。 多くのデザイナーが感じているように、 僕もクライアントと接していて、確固たる何か」を持っている人に出会うのは稀です。 いや、そんな人には出会ったことがない。どんなビジネスオーナーでも常に揺らいでいる。でもそれは当然のことなんですね。 いやむしろ、揺らぎの

          デザイナーの仕事は軸を見つけること

          幸せ感度を爆上げする方法

          「誰も僕のことを認めてくれない!」10年後ぐらいにお年頃になった息子がそんな事を言っていたら、どうしようかと脳内妄想をしていた。 分かるよ、分かる。パパにもそんな寂しい時がたくさんあった。もうそれはそれは惨めで、誰も信じられなくて、いつも緊張していた。 でもね、振り返ったら1つ分かることがある。 それは、「自分の事を認めてくれない」、とか言っちゃう時って結構自分勝手になっている時ってことだ。あんまり人のことを愛していない時ってそんな風に考えてしまうんだ。 とても逆説的だ

          幸せ感度を爆上げする方法

          決してNOと言わない誕生日会

          息子が誕生日を迎えるに当たり、僕には心に決めた事があった。 それは「息子からどんなリクエストが来ても、誕生日には決してNOと言わないこと」だ。 一年に一度の誕生日だ。思う存分やりたい事、欲しいもの、そんな想いを全て叶えてやってもいいじゃないか、そう思った。 人が生きていく上で、最も生きる力となるのは、自分が他者に必要とされ愛されている実感だ。自分が存在していていいと思えること、世界から歓迎されていると感覚的に信じられること、生きる上で恐怖に基づいてなんでも決めないこと、そ

          決してNOと言わない誕生日会

          大人同士の心がつながらなくなったワケ

          先日公園で、4歳になるうちの息子が3歳のいとこの男の子に対して、 「やねよ〜り〜♪」と『鯉のぼり』の歌を歌いながら一歩一歩にじり寄っていった。笑顔で真っ直ぐに、そのいとこの顔を見ながら。 すると、 「た〜か〜い♪」 「か〜い♪」 と、息子に連られたいとこの子も歌い出した。 「こ〜いの〜ぼ〜り〜♪」 「こ〜いの〜ぼ〜り〜♪」 息子がいとこに超にじり寄っていったので、「こ〜いの〜ぼ〜り〜♪」と歌うタイミングの頃には2人の顔はめちゃくちゃ近くなり、2人は我慢できずにウキャキャ

          大人同士の心がつながらなくなったワケ

          腹黒お金英才教育

          100円玉を手にした僕は、息子に向かってこう言った。 「お前、お小遣いをもっともらう方法が分かるか?」 不思議そうな顔で、息子はこう答えた。 「はたらけばいい?」 「違う、それはパパがする」 「おてつだい?」 「違う、そんなの当たり前のことだ」 「うーん」 ラチがあかないので、僕は答えを教えてあげることにした。 お小遣いをもっと簡単にもらう、その方法をだ。 「あのな、お小遣いをもらったら嬉しいよな?」 「うん、うれちい」 息子は、まだ『さ行』をうまく発音できない。

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