仕事のはなし:わくわくディスカバリー(その2)
仕事が終わってから寝るまでの間で書いてます。
尻切れトンボで終わると思いますが、毎日何かしら書こうと思います。
ある程度まとまったら再構築して投稿し直します。
メモ書き程度に思ってください。
公共図書館の事例
公共図書館でディスカバリーサービスの導入事例は2、3しかない。そしてのその多くは一時的な実証実験としての導入にとどまっており、本格的な導入には至っていないものが多い。
本格的な導入に至っていないということは、何かしらの課題があり、それが解決できなかったことが推察できる。それが技術的なものなのか、金銭的理由なのか、それとも公共図書館の理念的なものによるものなのか。公開されている事例をもとに見ていきたい。
京都府立図書館
京都府立図書館では、2017年にディスカバリーサービスの実証実験を行った(現在は修了)。
実証実験の概要は以下の通りである。
使用サービス EBSCO Discovery Service(EDS)
検索対象DB
・ジャパンナレッジ(辞書・事典)
・国立国会図書館各データベース
・J-STAGE(科学技術情報)
・医中誌(医学情報) など実施期間
・2017年7月 28 日(金)~2018 年1月 24 日(水)(約6ヶ月間)
・9月 20 日(水)~1月 24 日(水)(約4ヶ月間)は館外利用可能
京都府立図書館は、複数間のDBを一括で検索できる仕組みとしてディスカバリーサービスを導入していたことがわかる。
これはディスカバリーサービスでできることの一部の検索範囲のみを対象としてる。特に図書館が包有する情報資源(有料契約DBも図書館が保有する情報資源と言えなくもないが、ここでの図書館が保有する情報資源とは、蔵書のことを指す)を対象にできていないことの理由は推測するしかないが、OPACで検索できるからまとめる必要はないというのが、理由なのであろうか。