権利の上に眠る者は保護されない―。
権利の上に眠る者は保護されない―。
民法には消滅時効ってのがある。
簡単に言えば、長期間権利があるのに行使しないと、その権利が無くなっちゃうよ、っていう制度。
例えば、1990年5月20日にAさんがBさんに10万円貸したとしよう。
そうすると、普通に考えてAさんはBさんに10万円返せって言える訳だけど、仮に2023年現在まで何も言わなかったら、もう金返せって言えないよ、って話。
で、なぜこんな制度があるの?って言うと、現状を保護しましょうっていう理由らしい。
権利の上に眠る者は保護されない、なんて言われたりもする。
ところで、表現の自由について、表現活動を行わない人には表現の自由なんて必要無いよね、なんて話があるらしい。
まさに、権利の上に眠る者は保護されない、という事なのだろう。
でも、それってどうなの?
それって表現活動を義務付けるようなものだし。
いわゆる消極的表現の自由(表現しない自由)の侵害じゃん。
ダメでしょ、そんなの。
人権は慎重に守っていかないと。