子どもの権利条約って遠い国の話じゃなくて、自分たちの話だった
こんにちは。東京の江古田で「ぼっとう&よはく」という一棚本屋とスペース運営をしてるakkoです。
先日、ウチのスペースで、第二回『子どもの権利条約ハンドブック』ゆるゆる読書会を開催しました。
ちなみに第一回の様子記事は、こんな感じhttps://note.com/s_akkojoujou/n/n942eecf47e46
子どもにも権利がある
テーマは、「自分の考えを持つ権利」(思想、信条、表現の自由13条〜15条)の章。
今回の章は、とても短かったので、順番に朗読をしていった中で気になった箇所を引用します。
「今、話題の宗教二世問題ってまさにコレじゃない?」という話しでその場でも盛り上がりました。本当にそのまんまじゃんと私もこれを読んで思いました。親がどんな宗教を信じていようが良いのです。でもそれと同時に子どももどんな宗教を信じても信じなくてもいい筈なのに、子どものこの「自分の考えを持つ権利」は、全然守られてなくない?
それ以外にもちょっと大人の思惑と違う発言をすると「子どものくせに」と言われたり。「お父さんやお母さんの言う通りにしておけばいいの」と言われたりと子どもが自分の考えを持たせてもらえないことは、沢山あります。
これらは、みんな「子どもにも権利がある」って子供の権利条約には、きちんと書かれているのに、大人も子供も知らない人が多いよね?とその場に参加していた人たちは、うなづきあっていました。
私自身、『子どもの権利条約ハンドブック』を読むまでそれほど、意識して
きたことは、なかったし、「子どもの権利条約」ってなんか凄くむずかしそうと思っていたなぁと。
「子供の権利条約」は、遠い国の子供の為だけじゃない
それと同時に「子どもの権利条約」って発展途上国の子どもを児童労働をさせたり、子どもなのに結婚させたりしている、そういうのをみんなでなくしていこう!みたいなことだけと誤解しているのではないかという事も話題になりました。参加していたアラサーの女性も、そういえば、高校生の頃に道徳か何かで習った気がするけれど、そんな認識でぜんぜん自分とは、関係ないなぁって思ってたと。
私自身、丁度この読書会の少し前に娘と学校説明会に行った時にまさにこれと同じことを感じるエピソードに遭遇しました。
そこの学校は、割と国際的なことをしていて、学校自体も社会貢献にとても力を入れているので、在校生たちも意識高い系の子達が多いようでした。
パネルで社会貢献活動についても掲示があり、そこにちょうど、数年前に「子どもの権利条約」についてワークショップを行ったとあったのです。
「これってなんですか?」と尋ねてみたところ、在校生の女の子が「子どもの権利条約というのは、アフリカやアジアなどの途上国で児童労働させる子どもたちのためにできた権利なんです。それについて学ぶワークショップをしました」と話してくれました。全く自分には、関係ないけれど、私たちで考えなくては、いけない問題なんです、みたいな感じで説明してくれたのがとても印象に残っていました。
子供の権利条約について、知ってたり、考えているだけで十分に立派だなぁと思ったので、「そうなんですね」と答えながら「でも18歳になってない、あなた自身のことでもあるんだよ」と心の中で思っていました。
そう、何も遠い世界の話しでは、ないのです。
お母さんやお父さん、先生に言われた通りにしなくても、子どもにも自分の気持ちや思想や考えを持つ権利があって、それは、きちんと守られなくちゃいけないのです。
「子供の権利条約」をもっと身近にしたいな
「子どもの権利条約」もっと身近に感じられるといいな。
教育や福祉関係の方だけの物でなくて、全ての大人にも子どもに広まるといいなぁとこのゆるゆる読書会をして、思ったのでした。
だって、みんなに関係ある話だよなぁと。
子どもが自分の意見を持っていいとか、子どもにもきちんと思想の自由があるとか。
公立の養護教諭を20年以上やっている、ざまたかこさんを発起人に私の運営しているスペースにて、これからも定期的に開催予定の【子どもの権利条約ハンドブックゆるゆる読書会】次回は、ちょうどユニセフの記念日に第三回を開催します!
次回は、
●日時:12月11日(日)10時30分〜12時
●場所:ぼっとう&よはく(西武池袋線江古田駅徒歩3分、大江戸線新江古田徒歩7分)
●参加費:800円(飲み物とおやつ有り)
*小学生以上の子供の参加可能。(18歳までは、無料)
*当日、現金かpaypay払い
*『子どもの権利条約ハンドブック』を持っている方は、ご持参ください。
本を読んだ事がない、持っていない方も参加大歓迎です!
*テーマは「愛してくれる人と暮らす権利」について
参加希望の方は、以下のLINEから受付中です!
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