見出し画像

がん肺転移 治療経過④(中咽頭がん)

ツール・ド・フランスが終了しましたね。
いやー、今年も各ステージドラマチックで、熱い戦いに魅せられました!!
いつか観に行きたいなー。。。

さて、今回は、7/10にCT検査で肺転移の病巣の状態を確認してもらった結果を綴らせていただきます。



現実はキビシイものですね


前回、5/15のCT検査後、6/5、7/3にオプジーボによる治療を2回経てからのCT画像検査です。
前回の検査では少し大きくなっている、という所見でしたが、今回はいかに?

現在の治療は、自分自身で日々治療のために努力出来る事は非常に少なく、
規則正しく、しっかりと栄養を取り、免疫力を高めるために良いと言われていることを務めて取り入れる事をしているくらいです。

また、幸いオプジーボの治療による副作用は少なく、
甲状腺ホルモンの分泌が少なくなってしまっていることくらいで、これも全く自覚症状が無いため、日常生活では自身が病気であることを忘れてしまいそうなくらいです。

そんな状態ですので、能天気にも
  「今の治療は効いているはず。
   7月の検査で良い結果になるさ」
と根拠なく前向きに考えていました

しかし、現実は非情です。。
前回同様、少し大きくなってしまっていました
うーん、悲しい。。😢

左から7/1    5/15   1/31  撮影
少しずつ成長してしまっている。。


主治医の先生曰く
「少し大きくなっていますが、進行はかなり遅いため、オプジーボの治療で抑え込めているのだと思います。ただ、完全には抑え込めていないということですので、このままこの治療を継続しても進行は止められないでしょう。
次の治療を検討した方が良いと思います。」

次の治療として提案されたのは以下の通り

  • 分子標的薬(セツキシマブ)と抗がん剤(パクリタキセル)の併用治療

  • 治療間隔:週1回

  • 治療時間:検査、診察、点滴投薬、合わせてまる1日
    (初回の治療は2日の入院が必要)

  • 副作用:パクリタキセル(殺細胞生抗がん剤)の副作用として、吐き気、倦怠感、脱毛などがある

  • オプジーボでの治療後にこの治療を行うと効果が高いことが認められていて、約6割の人で腫瘍が小さくなっている

現在実施しているオプジーボでの治療がほぼ副作用が出ずに済んでおり、月1回、半日の治療なのに対して、かなりハードな内容になってしまいます。。

しかし、このままでは病気が進行してしまう。。


「オプジーボがこれから効いてくるってことはありませんかね?」
すがるような思いで主治医の先生に聞いてみました

「可能性は少ないと思います」
・・・ですよね。。変に期待を持たせることは言えないですよね。。

「ただ、治療方法を変更するタイミングは、いつが良い、という事は難しく、今でなければいけないという事でもないのです」と、
その理由をお伺いすると
治療の頻度や副作用の多さの違いなど、日常生活と闘病のバランスの部分を考えると、今すぐに変更しないと命に関わる、という切迫した状態でもないから、という事のようです。


モラトリアム期間


「どうしましょう?今日決めずに検討して後日結論をだす、という事でもよいですよ」
と主治医の先生

今のところ、全く自覚症状は無い
腫瘍がどれだけ大きくなると自覚症状が出るのか聞いてみると、
現在の私の肺への転移は4か所認められており、大きさはそれぞれ約1cm程度、
個人差が大きいとした上で、約3cmから4cmの大きさになると症状が出る人が多いとのこと。
また、腫瘍の大きさから症状が出るというよりも、がんの成長の影響で肺に水が溜まってしまう事で症状が出ることが多いとのことでした。
調べると、がん性胸膜炎というもののようです。
これになってしまうともうヤバイですね。。

まだ1cm。。

オプジーボで抑え込めていることから、あと2回オプジーボで治療した後、9月後半に、再度CT検査で確認してから、治療方法を変更することにしてもらいました。

モラトリアム期間です。

この間に、毎週の治療、副作用の影響への対応、などいろいろ調べて、考えていこうと思います。
入院や治療について事前に職場との調整も必要です。
あと、坊主になる心の準備も😂

もしかして、急激にオプジーボの効果が出始るというわずかな期待も捨てずに😆


口腔リハビリ


今回は陽子線科で、リハビリの先生から陽子線治療後の口腔の状況の確認がありました。
陽子線の影響で筋肉が固くなり、口や舌や首の動きが悪くなる方が多いようです。
口の開き具合や舌の可動範囲、首の可動範囲などを確認されます。

これに関しては、
  「全く問題ありません、治療前よりも良いくらい
   素晴らしいですね!!」
とお褒めいただきました。
首の皮膚も乾燥がひどい人が多いそうなのですが、とてもキレイと言っていただけて、なんだかうれしくなりました!😆

毎食前の嚥下体操(勝手にプラスαの運動も取り入れてます)や風呂上りと朝の皮膚への軟膏の塗布、などのセルフケアをきちんと精一杯やってきて良かった!

嚥下体操
歳をとると噛む力が衰えるらしいので、予防のためにもやった方が良いですよ!


自分で出来る事はしっかり行い、後悔のないようにしたいですね。


最近の楽しかったこと

6月末に、長野県松本市で開催された「ツールド美ヶ原」という自転車のヒルクライムレースに仲間と参加してきました!!
このイベントは2007年に先輩に誘ってもらい、初めて出場してから、
昨年治療のために出られなかったのと、コロナ禍でイベント自体が中止となった年以外、毎年出場している大好きなイベントです。
今年は山頂付近の天候が荒れていて、強烈な横風に飛ばされそうになりながら、強い雨にも降られて、ハードな内容になってしまいましたが、無事完走、無事下山できました。
イベント前日から、仲間と和気あいあいとすごせて楽しかったです!!

レース前日 美鈴湖湖畔にて 暑かったなー💦


そして、7月の連休には、大学時代の友人たちと伊勢鳥羽へ旅行へ!
大人の夏合宿と銘打って、大いに楽しんできました!!
集まると一瞬で大学時代と同じ感覚で、気兼ねなく、安心できて、とても楽しい時間を過ごせました。

お伊勢さんの前で
大切な友人たちと
夫婦岩にて 
添乗員さんが持っているような旗を作ってきてくれました😆


友人や仲間たちは大切な宝物です。


バケットリスト


肺転移が見つかってから、バケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を作り始めています。
まだ途中ですが、この度公開させていただく事にしました。

バケットリストは100個あげてみる、というのがセオリーのようですが、なかなか100個も書き出せません。。
しかも、私の場合、優先順位の高い項目が、簡単に達成できないことのため、それに集中するために他のことが出来ない、つまり、それを達成しなければ次へ進めない状態になってしまっております。。😅

具体的には「富士ヒルシルバー達成」
今年、また逃してしまいましたので、これに向けてのトレーニングに時間を割きたいため、なかなか他のことに手を付けられなかったり。。

ただ、今回、治療方法を変更するとなると、その後、トレーニング自体が出来るのか?非常に不透明です。
自転車にまともに乗れるのかさえも不安です。
なので、治療方法を変更するまでのモラトリアム期間でやれることをやっておきたい!ということで

「キャノンボール(大阪→東京を24時間以内で自転車で走る)達成」
これを、9月中に実施したいと思います!💪

今後の治療次第で、自分の余命がどうなるか分からない状態です
今できる事を楽しみながら精一杯やっていきたいと思います!!

いいなと思ったら応援しよう!