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⑥離婚(#コロナ禍#HSP#別居)

こんにちは。開いてくださってありがとうございます。

今回は、時間かかりました...離婚。
キーワード【 コロナ禍・HSP・別居 】
です。


↓一つ前の記事はこちらです。

●コロナ禍

お互い、転職して1年目。
支え合うというより、それぞれ違う世界へ進む感覚。

前述のとおり
私は銀行員時代より、残業が多くなっていたが
特に早く家に帰りたい気持ちも、なくなっていた

早く帰宅して彼と過ごすより
お互いの仕事を労いながら、切磋琢磨する
職場仲間と過ごす方がリフレッシュできた。


________そんな時。

コロナ時代突入…!!


役所の中は、様々な対応でひっくり返る。
業務はさらに多忙を極める。


加えて、飲み会禁止。
同僚とも極力接触しないように。
黙食。

....ストレスを発散する場が、どんどんなくなる


そして、コロナ禍1年目のGW。
緊急事態宣言で、1週間以上、家からの外出禁止。 

....あれ?これ、GW中ずっと家の中で
彼と2人で過ごすの?!

息が詰まる。苦しい。友人と遊びたい。
話しがしたい。実家に帰りたい。


この緊急事態宣言で、はじめて、
彼と2人きりで過ごすこと自体に
ストレスがかかっていることに気がついた。


コロナ離婚」という言葉が流行り出し、
笑えないし、むしろ共感してしまう。

●子ども

「こんなことで離婚なんて、ありえない」
「DVもされていないし、多額の借金も見つかっていない」
結婚なんてこんなもの、みんな我慢してる

と、言い聞かせていた。


でも、年齢的にも、子どものことを考えはじめる。

元々 出産願望があり、
将来の夢は「お母さんになること」だった、私。

でも、そろそろ....と彼から言われたとき
私、この人との子どもを産めない
と思った。


もうこれは、避けられないと判断。

私の気持ちを伝えた。


彼はパニック!
順風満帆で上手くいっていると思っていた様子。

私に不満・不安があることは
これっぽっちも想定していなかった。

パニックになった彼がした行動は、
"大声でブチギレる"こと。

さらに、私は殻に閉じこもる。

⚫︎HSP

自分の中で、
彼へ引っかかってるポイントを考えてみた。

・衣食住へのこだわりが強すぎる
・店員さんへの態度が横柄
・怒ると物に当たる、壊す(私には一切手は出さないが)
・「弱いヤツはイライラする!もし自分の子どもがケンカに負けて帰ったら家に居れん!」
・絶対に自分の意見を曲げない。自信がある

、、、
私と正反対すぎる...。

「じゃあ私とは??」
と深堀りすると、これまた当時流行り出した
HSP」という概念に出会う。

HSP___生まれつき感受性が強く、敏感な気質


少し、気持ちが晴れやかになった。
私は、人より刺激を受けやすいし、落ち込みやすい。


だから、彼の怒鳴り声を聞きたくない、刺激したくない。
怒らせないよう、私が、我慢・努力・我慢・努力…。


でも、私みたいな人もたくさんいる!
彼に、この「HSP」という概念を理解してもらえれば
上手くやっていけるかもしれない。




しかし、彼に伝えたあとの返事はこうだった。

「『HSP』の本を読んだ。『HSP』の本は、”障害・病気”の棚じゃなく
”性格”の棚にあった。障害であれば、他者がフォローして寄り添わないといけない。けれど、性格なら、それは本人の努力で治すもの
あなたなら、努力して治せる!頑張れ!



____ポキっと、音がした。


努力して、頑張りすぎて、我慢しすぎて、こうなった。
だから、はじめて、声に出して打ち明けた。
彼にも分かってほしかった。変わってほしかった。
なのに、また、頑張れと言われてしまった。
心が無になった。



●両親の追い打ち

”寝耳に水”の両親。
特には、彼以上に大パニック。

あなたが悪い!今まで彼に伝える努力をしてこなかった、あなたが悪い」

「そんなことで離婚なんて、ありえない。世の中、もっと我慢している人はたくさんいる。」

「お母さんはパニック障害なのに、なぜそんな苦しめるようなことを言うのか。可哀そうだと思わないのか」

「最近調子に乗っている。自意識過剰。今後ひとりで生きていけるの?実家に帰れると思わないでね」

あなたは、まだ、我慢できる

追い打ちパンチ。
___でも、全て、私も思っていたこと。図星
心がズタズタに。

●別居

一度一人になって考えたいと、1ヶ月間、マンスリーマンションを借りた

当然彼は、激昂。
「それなら、もう離婚だ!!」と。

でも私は、「お互い納得した形で、冷静に決めたい」と説明。
しぶしぶ、了承してくれた。

両親はやっと、事の重大さを理解し始めてくれた。
必死でもがいて、悩んでいることを。



一人暮らしをしたことがなかったため、
最初3日間は寂しくて不安だった。
一人では生きていけないと、本気で思った。

けれど…4日目には慣れた。(笑) 
むしろ、どんどん快適に。
彼に気を遣う必要がない。何を食べても、何をしてもいい。

二人でいるのに、一人のように感じる寂しさと、
はなから一人というのは、こんなに違うものかと思った



色々な本を読み、コーチングも受けた。

______________________

★「現状維持は衰退」

人間、辛い状況でも、我慢して現状維持をする方が、ラク。
日本人は、我慢を美徳とする。
でも、現状維持は衰退。”滞る”。


★「みんな、正しい。『ちがう』だけ」

私の感覚も、彼の感覚も間違っていない。『ちがう』だけ。
違いを受け入れたら、無理に合わせたり、近くにいなくていい。
心地よい距離を保つ
それぞれの世界で、正しく過ごす。


★「ワクワクする方を、選ぶ」

~しなければならない。ではなくて、自分はどうしたいのか?
離婚したら、迷惑をかける? 嫌われる? 人生失敗?
・・・それは本当?誰が決めたの?

______________________


●決断

1ヶ月後、家に帰り、
離婚したい。でもあなたの考えも聞いて、話し合いをしたい。」と伝えた。

彼は「帰ってきた時のあなたの答えが、全てだと思っていた。「やり直したい」と言ってくれたらと思っていたが、仕方ない」と。

離婚が決まった。


離婚届は、私が一人で提出に行った。
納得して決めたのに、
夫婦と小さい子どもが3人で歩いている姿を見て、涙がでた。



職場の近さから、彼が家を出ていくことになった。
が、こだわり屋の彼、なかなか気に入る家が見つからず、
結局、離婚後、3ヶ月間も同居していた。(笑)

でも、その3ヶ月が、
一番穏やかで、楽しかった。


彼が引っ越す日。
玄関で握手して、「今までありがとう」と
笑顔で送り出した。

「やっと自由になれる!!」と思っていたはずなのに
扉が閉まった瞬間、号泣。
自分でも驚いた。

もうここに、帰ってこない。
それを望んだはずなのに、いざとなると、やはり悲しい。

当時大ヒットした、映画を見た。
重なる部分が多すぎて、また号泣。


でも、後悔はしないと決めていた。
自分の、明るい未来のために、決断したから。


●おしまい

当時を思い出して書くと、また涙が出るので
(最近本当に涙もろくて困ります(笑))
なかなか、書き進められませんでしたが、
書けたことで、少し浄化できた気がします。

読んでくださって、ありがとうございました。








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