韓国で過ごす年末年始 ~教育事情から日本との違いを考える~
年末年始、京進スクール・ワン東香里教室も休校となり、私は今年、韓国で年越しを過ごすことになりました。普段と違う環境に身を置きながら、韓国の教育事情についても肌で感じる機会を得られればと思っています。今回は、その視点を交えながら、日本と韓国の教育の違いや、それが子どもたちに与える影響について考えてみたいと思います。
韓国の教育事情 ~超競争社会の現実~
韓国は教育熱心な国として知られています。その象徴とも言えるのが「ソウル大、延世大、高麗大」というトップ大学への進学を目指す競争の激しさです。韓国の子どもたちは幼い頃から塾や家庭教師を利用して成績向上に努め、夜遅くまで勉強するのが当たり前の光景となっています。この教育熱の背景には、学歴社会が依然として根強く、良い大学を卒業することがその後の人生を左右する大きな要因であるという文化があるようです。
日本と韓国の教育 ~「個別指導」の価値を考える~
一方で、日本では「詰め込み型教育」から脱却し、生徒一人ひとりの個性を尊重した教育へと移行する動きが進んでいます。しかし、韓国と同様に、受験は人生の重要な節目であり、多くの家庭で塾がそのサポートを担っています。
京進スクール・ワン東香里教室でも、個別指導を通じて、子どもたちの個性や学び方に合わせた指導を行っています。韓国のような厳しい競争社会では、集団授業が主流ですが、日本では個別指導のように、生徒一人ひとりに寄り添う教育が注目されています。この違いこそが、日本の教育の強みであり、子どもたちが自ら考え行動する力を育む鍵となるのではないでしょうか。
海外で学ぶこと ~日本の教育をより良くするために~
今回の韓国滞在を通じて、現地の塾や学校事情にも触れる機会があればと思います。教育において何が良いのかを知るには、自国だけでなく、他国の教育事情を学ぶことも大切です。韓国の「努力が報われる文化」は素晴らしいですが、一方で、その競争が子どもたちに与えるストレスも見逃せないのかもしれません。日本の教育現場においても、適度な競争心と共に、子どもたちがのびのびと学べる環境を作ることが求められるのではと思います。
新たな学びを教室運営に生かす
帰国後、韓国で得た気づきを京進スクール・ワン東香里教室の運営にも取り入れたいと考えています。教育とは、単に成績を上げるだけでなく、子どもたちが未来への希望を持ち、自分らしく成長できる場を提供することだと思います。
この年末年始、少し視点を変えて教育について考え、海外から学ぶことを通じて、より良い指導を目指していきたいと思います。皆様もどうか素敵な年末年始をお過ごしください。新年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。