Kikuciel

Kikucielと申します。 ゆるりと更新していきたいと思います。

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最近の記事

ジャンパーマップ(ショートショート)

美玲はスマホをタップして、地図をスクロールする。 「いたいた!あそこに!」 美玲は隣にいた和香に興奮気味に言った。 「さっきジャンパーを買った人だ」 「実験は成功のようね」 美玲と和香は美玲のアパレルショップに向かった。 「美玲、あなたは一体何がしたいの?」 「世界中のジャンパニストの動きを把握したいの」 和香は何言っているのだという風なしぐさをして眼を細めた。 「あのね、そんなことして何の意味があるの?」 和香があきれたように言うと、美玲はまあまあと肩を叩いて、スマホの画

    • 小説用の資料を実家から移送(たわいもないブログ)

      この度、実家に帰る機会があったので本を実家に移送することにした。 以前、ファンタジー小説を書こうとして、いろいろな書籍を購入していたのですが、それを段ボール2箱分ぐらいみつくろいました。 さらに何冊か買い足してしまい、本がえらいことになってしまいました。 既に、小さな部屋には本があふれているので、片づかないので、安眠のための低反発枕と共に本棚を購入を決意。 本が片づくと、小説執筆のための環境が整うと思っています。 椅子に関しては今のオフィスチェアーは微妙のなのですが、実

      • カエルの恋(ショートショート)

        アオイドガエルはアカイドガエルと共に井戸を這い上がった。 「見ろよ。オレたちの前に新しい世界が広がってるぜ」 井戸を登り切るとアカイドガエルは言った。 2匹のカエルはぴょんぴょんと跳ねていった。 「見ろよ、あれがトンボが言ってた海って奴だぜ」 山の中腹の石段から望む景色には大きな水たまりが見えた。 アオイドガエルは、新しい景色に眼を見開いた。 「これから、オレたちは恋活をする!だろ?」 アカイドガエルはアオイドガエルの方を見た。 「どうしだんだ、浮かない顔をして」

        • 小説執筆の勉強・魔法創造

          私が今から描こうとしている物語には、魔法が登場します。 今回は、魔法創造について調べたことを中心に書きます。 魔法の創造は結構悩ましいので、参考文献を少し自分が活用するところだけまとめてみました。 魔法の源泉を明確にする 魔法の源泉については、ないと中々魔法体系を作ることは難しいかもしれないなと感じています。 自分が作る作品がどの程度魔法を使うかはまだ、未知数な部分があるのですが、魔法の源泉については考えておこうと思います。 幾度となく魔法の創造には失敗してきているので

          小説執筆の勉強・キャラクター設定

          私が、長編小説を書く上で、キャラクター設定について本を読んで学んだことをまとめてみました。 キャラクターが魅力的であること いちばん大切なのはキャラクター設定であるといいます。 キャラクター設定で、どうなればいいのかというと、キャラクターの個性を書き出しつつ、キャラクターの個性や行動が脳内で映像化できればいい、とのことでした。 確かに、小説を読んでいる時はキャラクターや場面を想像しながら読みます。自分が短編を書く時も、イメージが浮かんだものを描くようにはしているので、

          小説執筆の勉強・キャラクター設定

          今、挑戦していること

          今日は、今、挑戦していることについて書こうと思います。 何を挑戦しているかと言えば、長編小説です。 このチャレンジは、数年前ぐらいから何度か行っているのですが、完成には至らないというような状況にあります。 今回は、とにかく、作品として完成させることを主眼に置きたいと思っています。 まだ、世界設定やキャラクター設定の段階ですが、今回はあまり設定を考えすぎず、ストーリーに付随したところだけを重点的に設定していこうと思います。 というのも、世界設定とかキャラクター設定をか

          今、挑戦していること

          蚊取り家族(ショートショート)

          大平家は大広間に集まって、家族団らんをしていた。 大黒柱の権蔵がのしのしと歩いてきて、上座にドスンと座ると、家族は権蔵の方を見た。 「夏菜、お茶くみはいいから座りなさい」 長女の夏菜は、湯飲みを権蔵の前に置くと、下座に座った。 「今日は、真剣に人類のことを考えようと思う」 権蔵は亮樹の方に目をやった。 「亮樹、何か意見を持っているか?大学も3年、お前もそろそろ人類に貢献する時期だろう」 亮樹は頭をかいた。 「そうだなぁ。おやじが何を言わんとしているかはわからないけど、人間同

          蚊取り家族(ショートショート)

          ジビエのホルモン(ショートショート)

          それは同僚の安井から聞いた焼き肉屋でのことだった。 安井の話では、旬のジビエが食べられるという。 調度、時間があったので、夜に、彼女とふたりでそのジビエの焼き肉店に行くことにしたのだ。 のれんを手でよけて引き戸を開けると、中年の店員がいらっしゃいと声をかけた。 比較的狭い店で、網付きのテーブルが6組分ぐらいあり、カウンターには白い髭の男性がビールと肉を食べていた。 一番奥の席に彼女と網をはさんで、向かいで座った。 壁の高いところにはメニューらしき文字が並んでいたがさっぱり

          ジビエのホルモン(ショートショート)

          分厚いファイルの中心で(ショートショート)

          空調の音が低くうなっている。 河西は、薄暗い資料室で数冊のファイルを手にした。 資料をパラパラとめくる。 上司の命令で、膨大な量の資料整理を頼まれた。 ここ先週からこの一室から出られない生活が続いている。 資料整理とは聞こえがいいが、要するに、主要戦力外通告をされたのだ。 河西は、悔しさがこみ上げてきて、資料をめくる手を止めた。 「なんでオレがこんなことに」 これでも企業戦士として、会社に貢献してきた。 営業成績もトップを何度も取っていたのだ。 それが、いきなりの資料整理係

          分厚いファイルの中心で(ショートショート)

          勇者ナムルと魔王ゴルシファ(ショートショート)

          なんだかんだあって、勇者ナムルは魔王の城までたどり着いた。 勇者ナムルは剣を抜き、摩王の居城の扉を開けた。 「はーはっはっは。お前が勇者ナムルか」 魔王は大きな金色の椅子に座ったまま、ナムルを牽制した。 「魔王ゴルシファ!お前を倒す!」 勇者ナムルは剣を構えた。 「待て待て、お前、一人で来たのか?仲間はどうした」 魔王は心配そうな顔をした。 「魔王ゴルシファ!問答無用だ!」 「お前一人ではオレに勝てん!仲間を連れてこい!」 魔王は、勇者ナムルに怒鳴った。

          勇者ナムルと魔王ゴルシファ(ショートショート)

          最近、楽しいことについて考えたこと

          最近あった、楽しいことは・・・・・・最近、楽しいことについて考えたことについて書きたいと思います。 SNSで「最近あった、楽しいことは」という質問が来まして、数日前でしたが、厄介な質問だなと思ったのが当時の心境でした。 というのも、最近楽しいと思えたことについて、明確なものがなかったからです。 とりあえず、回答を保留して、しばらく過ごしていたのですが、ようやく自分の中で答えが見つかりました。 それは、好きな人と何気ない会話をすることでした。 これが、ここ最近で一番、

          最近、楽しいことについて考えたこと

          シルエット 別れの日(ブログのようでもあり)

          キクシェルとイイカンジ 雨のイイカンジ今日は別れの日だった。 SNSで仲いいと思っていた人が突如、消息を絶った。 悲しい。 輝く如和来の言葉 キクシェル信士よ あなたはその人がしあわせになるように祈っているのを知っている。 それは、尊い行いだと私は思う。 しかし、その深意がわからない人も世の中には一定数いるでしょう。 あなたが、その人のしあわせを祈ったところで、想いが重く感じたのかもしれないでしょう。 もっと、軽く、明るく、楽しく、それを心がけてみてはいかがですか。

          シルエット 別れの日(ブログのようでもあり)

          セコムザムライ (ショートショート)

          1 スーパームーンの秋の夜のことだった。 世間ではアニメの海賊の名前の強盗団が報道されていた。 夜の闇夜に乗じて、2人の強盗が薄暗い一軒家の窓を開けようと物色していた。 そそくさと塀の中に紛れ込んだ。 「早くしろ、急げ」 強盗の1人は窓ガラスを丁寧に音がしないように切り出した。 「へへ」 2人は顔を見合わせて笑った。 2 月が窓ガラスに映っていた。よく見ると人影が映っている。 強盗達は慌てて後ろを振り向いた。 「サ、サムライ!」 着物姿で刀を差した男が立っていた。 「お前た

          セコムザムライ (ショートショート)

          精神科の受診時にしていることについて・・・

           今日は、私が精神科の受診時にしていて、あれこれ思ったことについて書きます。 受診時に主治医に聞くのは生活に付随した体調のこと 当たり前のことを書くようですが、主治医には、体調について困っていること、について聞いてみるといいと思います。  主治医は体調を見て、薬や治療などを処方するのが大きな仕事なので、生活や仕事にまつわる体調面について相談するのがいいだろうと思います。  体調に応じて、「薬をどのくらい処方しようか」、となります。  だから、自分の体調を端的にでもいいの

          精神科の受診時にしていることについて・・・

          統合失調症とB型事業所と喜ばれる存在

           小林正観さんの『お金と仕事の宇宙構造』を少し読みました。  最近よく、「喜ばれる存在」になるということを私の周りで目にすることが多いです。(キクシェルのホームページや小林正観さんの本の中で)  私はどうしたら「喜ばれる存在」になるかを最近ずっと考えていました。  私が、統合失調症になったとき、自分のことで手一杯で、全く、このようなことは考えていなかったと思います。  就労継続支援B型事業所を利用しているときも、あまり考えていませんでした。工賃が低いだの、働かされるだ

          統合失調症とB型事業所と喜ばれる存在

          キクシェルブログ開設

          お久しぶりです。キクシェルです。 10月で、就労継続支援B型を卒業して半年となりました。 家族親類、友人、知人、特に支援者の方々のおかげで乗り越えることができました。 誠にありがとうございます。とても感謝しています。 やはり、ここまで乗り越えられたのは様々な他力によるところと、自力によるとこもあります。 ほめてあげたいなと思います。よく頑張りました。 話は変わりますが、9月より、キクシェルは自らのホームページを立ち上げています。 統合失調症と社会復帰だとか、昔、作った

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