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2/12『とげとげしい言葉の正体は さびしさ』夜間飛行 発刊記念イベントテーマ 『とげとげしい言葉の正体は、何?』ゲスト: 精神科医 名越康文さん報告レポ-ト

第一部で、お話下さったことは、「とげとげしい言葉の正体はさびしさ」この言葉に秘められた思い、また、なぜ、とげとげしい言葉を発してしまうのか?その背景について人間の深層心理を丁寧にお話して下さいました。また傷を癒すためには、創作する趣味を持つことが大切だということを教えていただきました。


第一部で、特に、印象に残ったお話は、「善友」の話
「仲の良い友人がいるならば、その友人の力で道の半分を達成できるだろう」とお釈迦様に、いうものがあった。するとお釈迦さまは「その通りではありません。仏道は、善友に巡り会えたならば完全に成功しますよ。半分ではありません」と仰ったそうです。

そこで、名越先生と親友だった、安克昌先生のことについてお聞きしました。
安先生と名越先生との出会いは、中学、「こんなこと話していいのかなあ」と仰っているのを、「いいです!」「では、ここだけの話で」いう感じでお話下さったエピソードでしたので、ここでは控えます。

精神科医の安克昌先生と、中井久夫先生は、神戸大学医学部で、阪神淡路大震災の時に、尽力されたことで知られています。

中井先生は、精神科界の巨匠であり、NHK100分de名著でもご紹介されていましたし、安先生も「心の傷を癒すということ」が、NHKで、ドラマにもなっていました。


最後に、「中井先生は、素晴らしい、精神科の世界ではトップで、あの人以上の業績を残した人はいない。けれどもある時期、中井先生は、安克昌の人物像に嫉妬を覚えるほどだったというか、感服しておられたというか、そんな関係でもあった気がするのです」と仰いました。
師匠である尊敬する中井先生が、安先生の人間力に圧倒され、良い意味で、頼っておられた時もあるといいます。

名越先生だからこそ話せるここだけのお話に、会場からは、感嘆の声が上がっていました。

第二部では、沢山の方々から質問がありました。時間の関係で、5人の方にしかご対応できませんでしたが、お一人お一人に丁寧に応えて下さって、まるで、病院のカウンセリングのようでした。



前々日に、オオタヴィン監督の「夢見る小学校 完結編」を観た私は、色々な意味で考えさせられました。

第一部、 第二部、共に、ここでしか聞けないお話でした。名越先生、貴重なお話ありがとうございました。

2時間の講演のすべては書くことができません。

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