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【海外移住】スイスで生活する日本人が感じるインフレと円安への対策

英国「オープン大学」にオンライン留学中で経営学を学んでいるスイス在住の流星です。

先日、我が家の洗濯機が予期せず急に動かなくなってしまったために、中心街にあるコインランドリを初めて訪れた。

乾燥機利用はなしで洗濯機だけの利用で7kgで5スイスフラン(=845円)だった。

人件費が伴うものはすべての値段が高いことで有名なスイスでは、この洗濯機の値段は極めてリーズナブルだと思った。

中心街にあるコインランドリー

ここでふと思った。
大都会東京の場合、洗濯機を利用し場合、いくらするのだろうか?

このサイトによると東京都心部での場合で最高400円が相場とのことなので、仮に350円とした場合、私が利用した洗濯機のお値段は2.4倍高いという試算になる。

これはなかなか侮れない数値だなと思っている。
この2.4倍高いというのは洗濯機だけではなく、他のことに関しても同じようなことが言えるのではないだろうか。

例えば、アパートメントで部屋を借りる時、レストランでごはんを食べる時、ホテルに泊まる時は、日本でそれを支払うときの2.4倍の値段を支払う必要があるのではないか。

僕が独身の時は、東京都心で家賃9万円の1Rマンションに住んだ経験があるから、例えば、私が住んでいるエリアで同じようなスペックのマンションを探す場合には、21.6万円は必要な試算になってしまう。

恐ろしすぎる。

世界中で最も物価が高い国として有名なスイスのため、少し大げさかもしれないが、アメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツといった日本の海外留学先として有名な場所でアパートメントを借りる場合はもう少し安いかもしれない。

が、それでもハイパーインフレが進んでいることに加えて、円安が進んでいることから、やはり日本円ベースで考える場合には、同程度かの支出を余儀なくされることは間違いないだろう。

だから、今のご時世で、海外移住を実現するというのはハイリスク・ハイリターンなのではないかと思う。

これを打破するための戦略として、

  • 自分が働いている会社から金銭的なサポートなどを受ける形で実現すること。いわゆる「駐在」と呼ばれるスタイルの海外移住だ。

  • 海外移住の目的が大学・大学院への進学なのであれば、円安の間は海外には移住せずに、日本から仕事をしつつ、海外の通信大学に通いながら知識や経験を増やしていく。

私がスイスに移住してから数か月が経過したが、これまで知り合った日本人の多くの方は外交官であったり、国際機関職員や企業などからの出向でいわゆる「駐在」という立場で来られている方が多数の印象である。

なので、もし数年単位での海外移住をどうしても実現したい場合には、そういった可能性がある、国の機関や企業に就職(または転職)して、それを実現するというのが円安時代においては手堅い手法なのかもしれない。

流星の自己紹介


流星が執筆した大人でも英語が出来るようになるノウハウ集





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流星|スイス在住|英国大学に留学中|駐在夫|英語とフラ語学習者
サポート頂いた際には、英語のスキルを磨くことやオーストリアのサウナ活動に使用させていただく予定です。そのスキルや活動はnoteの記事で皆様に還元できればと思います!