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スイスで注目される最近の政治・経済・教育ニュースvol.2

スイス在住、英国「オープン大学」に通う大学生の流星です!

今回は、スイスで話題になっているニュース(政治、経済と教育)や、スイスのメディアで取り上げられた日本のニュースについてお話ししたいと思います。

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1.EUと日本が新たな防衛協定を締結

1日、ボレル欧州外交安全保障上級代表と岩屋防衛相が新たな防衛協定を東京で発表した。

協定には具体的な海軍協力の推進、共同演習、第三国での寄港、ハイレベル対話、防衛産業での協力が含まれる。

ボレル氏は、この協定により新たな脅威に共同で対処できると述べた。両国の安全保障関係強化を示す重要な一歩となる。(2日付LT紙 p.13-AFP)

2.スイスのインフレ率、予想以上に低下

10月のスイスのインフレ率が予想を下回り、前年同月比0.6%に低下。

9月の0.8%から減速し、2021年6月以来の低水準。石油製品価格の下落が主因。(2-3日付LT紙 p.19)

3.スイスの賃金、2024年に上昇

スイス連邦統計局の調査によると、2024年の実効賃金は平均2.1%、最低賃金は2%上昇。

主要な労働協約(CCT)の締結者である労使が、今年のこの賃上げに合意した。これは、スイス全体の賃金動向を示す重要な指標となっている。(6日付LT紙 p.13)

4.スイスの10月失業率、2.5%で横ばい

スイス経済省(SECO)の発表によると、10月の失業率は2.5%で前月から変化なし。季節調整後は2.6%。

若年層(15-24歳)の失業率は2.6%で0.1ポイント低下、高齢者(50歳以上)は2.3%で0.1ポイント上昇。全体として労働市場は安定を維持している。(6日付LT紙 p.13)

5.ジュネーブの学校IT:オープンソース重視の独自路線

ジュネーブ州の学校メディアサービス(SEM)は、商用ソフトより自由でオープンなツールを優先。小中学校ではLinuxとフリーソフトを使用し、独自開発のアプリも導入。教育の全段階をカバーする珍しいアプローチであるが、教師の適応に課題も。ただし、メールはGoogleを利用するなど、完全な独立は難しい現状。(6日付LT紙 p.8)






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流星|スイス在住|英国公立大学に留学中|駐在夫|英語とフラ語学習者
サポート頂いた際には、英語のスキルを磨くことやオーストリアのサウナ活動に使用させていただく予定です。そのスキルや活動はnoteの記事で皆様に還元できればと思います!