No.28「自己開示」で「つながる」
新年度に学級で子どもたちが自己紹介をすることが多いと思います。
よくあるパターンは、
「私の名前は〇〇です。バスケが好きです。1年間よろしくお願いします。」
で終わってしまう気がします。
幼稚園や低学年からやっている子どもたち同士にとってはつまらないなぁと感じていました。
昨年度(2年生)は自己紹介をクイズにして行いました。
(自分について4つのことを書く。そのうち3つは本当のこと、1つは嘘。嘘を見破ろう!ということで行いました。)
今年度はNHK for Schoolの「お伝と伝じろう」を参考にさせていただきました。(これかなり面白いので、継続して活用していきます。)
実際に子どもたちに見せた後、マインドマップを書いてもらい、その後自己紹介してもらいました。
子どもたちには「好きなこと」「苦手なこと」「夢や5年生で頑張りたいこと」の3つは入れてほしいということ伝えました。
その中でも、僕が大切にしたかったのは、「苦手を開示する」ということです。苦手なことを人に話すことって恥ずかしいかもしれないけど、それができる雰囲気ってとても大切なんじゃないかなぁと思っています。
実際に子どもたちからは、
「朝起きるのが苦手で、目覚ましに気付きません。」「人前で話すことが苦手です。」「忘れ物をよくしてしまいます。」
などが出ててきて、「私も!」という声も出ていました。
では、そもそも
何のために自己紹介をやるのでしょうか?
僕は
「教師が子どものことを知るため。そして子ども同士がつながるきっかけをつくるため。」
なのかぁと思っています。
また、今回この自己紹介を通して子どもたちに2つのことを意識して伝えました。
1つ目は「得意・苦手、好き・嫌いは人によって違う。苦手なことは誰にでもある!自分の得意なことを生かしてクラスに貢献し、苦手なことは仲間に頼っていい!」ということ。
2つ目は「聴くことの大切さ」について。
「人の話を真剣に聴く」ということは、「その人のことを大切にしています。」というメッセージであること。人の話を真剣に聴くことのできるクラスにしていこうという思いを伝えました。合わせて、「発表する相手に身体を向ける」「誰かが話始めたら静かにする」などの学習規律の指導も行いました。
年度当初の自己紹介でできることって限られているかもしれませんが、教師がどんな目的や意図をもって行っていけるか、それは自己紹介だけでなく、すべてにおいて考えていかなくちゃいけないなぁと感じました。
ぜひ、皆さんが学級でどんな自己紹介、どんなことに意識しながら行っているか教えてください✨
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