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イソップ童話「ねずみの恩がえし」について

鶴の恩返しは誰もが知ってる話ですが、ねずみの恩がえしって個人的に初耳だったたつやです。

今回は、イソップ童話の「ねずみの恩がえし」についてお話しようと思います。
感謝と思いやりの大切さを教える物語です。

「ねずみの恩がえし」の物語は、ねずみがライオンに捕まったが、命乞いをして助けてもらったというところから始まります。

そのねずみが、恩返しを約束するも、ライオンは気まぐれで助けただけなのでその約束を忘れてしまいます。

ある日、そのライオンが網に捕まっているのをねずみが見つけ、小さな歯で必死に網を噛み切り、ライオンを助けるというお話です。

すっごく素敵なお話ですよね。
この話のポイントを3つにまとめました。

1つ目は、善意の連鎖についてです。
最初、ライオンはきまぐれでねずみを助けましたが、その小さな善意が巡り巡って、今度は自分を助けることに繋がりました。

因果応報、行いは必ず自分に返ってくるということを伝えてくれてますね。

2つ目は、自分が思っている以上に相手に与えている影響が大きいってことです。
ライオンが気まぐれに助けた命、もちろん助けられたねずみからすれば、非常に大きな意味を持ちます。

でも、ライオンはただの気まぐれだったのですぐにそのことを忘れてしまいましたが、自分が及ぼす小さな善意も、立場が変われば非常に大きな価値があるということを教えてくれてますよね。

3つ目は、小さな存在でも、強者を助けることがあるということです。
弱者は強者を助けることなんてできない、ということはないんです。

どんなに矮小な存在でも、どんなにちっぽけだと自分のことを感じていても、自分が周りに与える影響、世界に与える影響は計り知れないということを僕はこの話から感じました。

ねずみの恩がえしは、小さな存在であるねずみが、与えてもらった慈悲を忘れず、きっちり感謝と思いやりの連鎖としてライオンに返していく素敵なお話だったと僕は思います。

ということで、本日のまとめです。

イソップ物語「ねずみの恩がえし」は、感謝と思いやりの大切さを教えてくれる物語でした。

自分の力で助けることができる相手は限られているかも知れません。
それでも、助けてもらったら、その感謝と思いやりを忘れないことが大事です。

いつか、受けた善意を返せるかも知れないし、その返した善意がさらに善意の循環を生み出すかもしれません。

つまり、僕がいつも言っている「優しい世界」がこの話に詰まっていると思ったんですよね。

日常生活でも小さな善意を積み重ねて、自分にも他人にも優しい世界を作り上げていきたいと改めて感じさせてくれる物語でした。

ご拝読いただき、ありがとうございました。

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