イソップ童話「ネズミの相談」について
どんなにいい案でも、実行できなければ意味がない、なんてことはないと思っているたつやです。
考えたことにもちゃんと意味がありますからね。
今回は、考えることと実行することの違いを教えてくれる「ネズミの相談」という童話の話をしようと思います。
「ネズミの相談」の物語は、ネズミたちがいつも猫のためにひどい目にあわされていたところから始まります。
何とかしようとネズミたちが集まって相談し、その中の一匹が、「猫が来たらすぐわかって逃げられるよう、猫の首に鈴を付けよう」と提案します。
皆も名案だと喜んだが、じゃあ誰が猫に鈴を付けに行くのかという段になると、誰もその役を買って出る者はいなかったという話です。
今回も、大切なポイントを3つにまとめてみました。
1つ目は、困難に立ち向かうために知恵を振り絞ることについてです。
ネズミたちは、当面の困難の対象である猫をなんとかしないといけないと感じ、知恵を振り絞りました。
これは人間も同じで、困難を迎えた時、それをどう対処するか、逃げるか、頭を使うものですよね。
知恵を絞ることは、仮に結果に結びつかなくても、必ず自分の血肉になるので、すごく大切なことです。
2つ目は、知恵を合わせることの重要性です。
ネズミたちは、困難に立ち向かうためにみんなが知恵を振り絞りました。
一匹では気づけなかったことも、周りのネズミたちと相談し合うことでアイデアが生まれ、名案も浮かんでくるようになりました。
3つ目は、「わかる」と「できる」は違うということです。
ネズミたちは名案を思いつくことが出来ましたが、結局それを実行することは出来ませんでした。
どんなにいい案でも、実行できるかどうかは話は別です。
ただ、出来ないからその考えたことが無駄かと言えばそれもまた別の話だと僕個人は思ってます。
考えたことは無駄にならない、でも、考えるだけでもダメ。
行動に移せるかどうか、わかったことが、ちゃんと「できる」かどうかが大事なんですよね。
結構深い話だと思います。
ということで、本日のまとめです。
イソップ物語「ネズミの相談」は、個人ではなく複数で知恵を振り絞ることの大切さと、考えたことと実行できることは別なのだということを教えてくれる物語でした。
まさに、「絵に描いた餅」ってことですね。
ただ、そもそも絵に描けないと始まらないのも事実なんです。
実行できなければ意味が無いわけではないんですよ。
考えることで、ちゃんと自分の力は上がってます。それを続けて考える力を伸ばすも良し、考えたことを少しずつでも実行できるように行動力を鍛えるも良しです。
何事も最初からできるわけではないので、出来ることを増やしていって「わかる」と「できる」の両方を鍛えていきたいものですね。
そんな教訓の共有をさせていただきました。
ご拝読いただき、ありがとうございました。
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