イソップ童話「ずるい狐」について
自分のことばかりを考えていると、無益な争いを発生させてしまうと思っているたつやです。
今回は、無益の争いをしていたら第三者に利益を全部持っていかれる物語の「ずるい狐」についてお話しようと思います。
まさに、漁夫の利という感じの話ですね。
「ずるい狐」の物語は、2匹の猫が食べ物の取り合いをしているところから始まります。
そこへ狐が現れ、その食べ物を2つに分け、公平に分けようとしてくれます。
しかし、片方が大きいことに気付き大きい方を少し食べる。すると反対が大きくなる。再び大きい方を食べる。それを繰り返し、最後には全部を狐が食べてしまうという話です。
この物語の要点を3つにまとめました。
1つ目は、争い合うことの不毛さです。
今回、2匹の猫はお互いの食べ物の大きさが平等でないことで争ってしまい、最終的には全く関係ない狐に食べ物をすべて食べられてしまう結果になってしまいました。
程度の低い争い、無益な争いは損をする形になってしまうということですね。
2つ目は、状況判断の大切さです。
争いをしていた猫たちは、状況判断が全く出来ていませんでした。
逆に、狐は状況判断がきちんと出来ており、それが自分にプラスになると判断できるとわかったからこそ、争いに介入してずるいことをしたわけですね。
3つ目は、ずる賢さと漁夫の利についてです。
狐は、ずる賢く漁夫の利、つまり関係のない第三者なのに一番利益を得ることができたというわけです。
別にずる賢さが大切というわけではありませんが、争うくらいならずる賢さを持って利益を得ることが大切ということもあります。
無益な争いは、その名の通り「無益」ってことを思い知らされますね。
ということで、本日のまとめです。
イソップ物語「ずるい狐」は、争いは無益なもので、その争いによってずる賢く生きるものが得をすることがあるということ教えてくれる物語でした。
別に狐がずる賢いことが悪いんじゃなくて、どうでもいいことで争っていた猫たちの方が今回の場合は悪かったと言えますね。
どちらかが、自分のことばかりじゃなくて多少の妥協もできる猫であれば、そもそも争いはありませんでした。
思いやりを持つことの大切さと同時に、争いは争った両者にとって得にはならないということを改めて実感しますね。
無益な争い、自分じゃなかなか気付けないことも多いので、常に思いやりを持って心と視野を広く持っていたいものですね。
今回は、このお話から思いやりの大切さを伝えたくて、共有させていただきました。
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