転職面接で出会った、従業員を駒として扱ってる企業
会社と従業員の関係はWin-Winでなければいけないと思っているたつやです。
今回は、働きながら転職面接を受けていた時、一見良さそうでも社長の話を深堀したらとんでもないブラック企業だったという話をしようと思います。
まぁ、結論としてはタイトル通りなんですが、そこの社長は従業員を駒として扱っている感じだったんですよね。
もちろん、会社として利益を上げることは必須なので、ある程度は我慢できるんです。
でも、従業員の体調や働く環境面への配慮に欠ける企業は、利益重視過ぎて逆に従業員が育たず、利益が減っていくなんてことも多いものなんですよ。
そこの企業も、まさにそんな感じでした。
(利益が減ってるかは分かりませんが、求人をずっと続けているということはつまりそういうことなんだと思ってます)
面接の序盤は、僕が質問に答え続ける感じなのは普通の面接と同じでした。
年功序列じゃなくて成果主義な部分や、今の幹部層の平均年齢が30代という若さ、新しいことのチャレンジする姿勢などは好感が持てました。
でも、こっちから色々聞いていく内に、ボロが出始めたんですよね。
会話から、現場の工場の話になったんです。
夏とか暑くて大変ですよねって話から、なんと工場にクーラーを設置していなくて、真夏は35度を普通に超えるらしいんです。
(え、熱中症とか大丈夫なのか・・?)
内心では、危険信号を感じていました。
聞いていくと、クーラーの導入は現場からも何回も声が上がっているとのこと。
電気代が高いのは分かるし、従業員が欲しいっていうから気軽に買うものでもないのは分かります。
でも、真夏は人が作業する環境ではないし、とある猛暑日では保管していた樹脂製の部品が熱で変形して捨てるしかなくなったとか言っていたんですよ。
しかも、笑い話として語ってきたんです。
・・・それは、人のこともそうですけど、資産にもダメージ受けているなら温度対策はもはや必須ですよね。
なぜ導入しないのか。理由はやはりお金の面でした。
でも、その時の言葉が衝撃的過ぎて、もはやブラック企業であることを隠していないのかと思ってしまうものだったんです。
「従業員に要望を出された時は言ってやったんですよ。
クーラーを設置して、快適に作業できるようになったらいくら儲かる?
機械の代金、電気代を差し引いて利益はどれだけ残るの?
仮に1人体調崩すことがあったとしたら、別の人がやればいい。
人の替えはきくんだから、電気代が大幅に上がるような固定費の増加をするつもりはない」
って言ったら、相手はぐうの音も出なくて・・・
みたいなことを、さぞ自分が論破したかのように語られてしまったんです。
言いたいことは分かります。
会社を引っ張るということは、こういう視点も大事なのもわかります。
でも、後半の『人の替えはきく』という発言だけは、どうしても納得いきませんでした。
人件費の観点だけで見ても、人がとっかえひっかえ変わったら、それこそ教育にかかる人件費も大きくなりますよね。
倫理観の観点なら、言うまでもないです。
人材は、人財なんです。
人を大切に出来ない企業が、お客様を幸せに出来るわけがない。
お客様を幸せにできない企業が、社会貢献できるわけがない。
利益を上げ続けられるわけがないんです。
人を駒として考えるようなブラックな思想は、誰も幸せに出来ないと僕は思うんですけどね。
会社を判断するときは、やはり会社としての考え方や進むべき方向までを聞き出していきたいものですね。
ということで、本日のまとめです。
ブラック企業は、人を平然と使い捨ての駒にします。
表面的には取り繕えていても、話をすればにじみ出るものがあったり、自分からボロを出す人もいます。
(今回僕が遭遇した社長は、分かりやすく口が軽すぎる気がしますが・・・)
仕事を選ぶ基準は人それぞれですが、働きやすい環境・人を大事にする環境の方が良いのは間違いありません。
少しでも自分が楽しく働けるように、会社を選ぶときにも注意をしておきたいものですね。
ブラック企業で酷使されるのは、本当に大変なので気を付けてくださいね。
今回は、僕が転職活動中に出会った、ブラック具合を隠そうとしないブラック企業の話をさせていただきました。
ご拝読いただきありがとうございました。
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