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身近なものも誰かの努力の結晶、ケーキから感じたそんな想いについて
自分が考えたものって愛着が湧くのなんでだろうって改めて考えているたつやです。
今回は、ケーキ屋さんで働いているときに一番嬉しかった、自分が考えたケーキが店頭に並んだ時の話をしようと思います。
自分が考えたケーキが店頭に並ぶ。
ケーキ屋さんで働くことを夢見ていた僕からすれば、本当に夢のようなことですよね。
だって、製菓学校とかも行ってないし、それまでケーキ屋で働いた経験すらない。
というか、飲食業で働くことすら初めて。
そんな僕が、新作ケーキに携わらせてもらえたんです。
ありがたい話ですよね。
もちろん、全部一からとかは無理です(笑)
配合がどうとか、細かい部分を全部考えるのなんて僕の知識や経験からは不可能でした。
だから、あくまでアイデアは僕。
それを実現するための手助けを先輩方にしてもらうという形で挑戦したんです。
もちろん、試行錯誤は僕の仕事。
試して、味見して、ここはこんな感じにしたいと先輩に伝えてアドバイスをもらう。
そんな難しくも楽しいことを経験させてもらいました。
こういうのを一から全部自分ひとりで出来るようになると、なんでも自由自在なんだろうなって思っちゃいますよね。
作りたいものをイメージして、それを実際に作る。
お菓子作りは1グラムで味が変わるので、分量もめちゃくちゃ大切。
組み合わせ、配合のバランス、触感や味の調整、見た目、それ以外にも色んな要素を考え抜いて新しいケーキって出来ていくんです。
もちろんベースとなるレシピはあるんでしょうけど、もはや研究と言っていいレベルのことが行われているわけですよ。
しかも、お店で出してお金をもらうレベルにしないといけない。
世の中のパティシエたちは、ずっと凄いことを平然とやっているんだなって感動しました。
それで、僕もとうとう自分のアイデアのケーキを完成させたわけです。
なんでしょう。長年の研究が実を結んだみたいな、達成感。
(長年の研究をしたことはないので、想像ですが笑)
そして、店頭に並んだときのあの感動。
実際に売れた時の感動。
おいしかったと言ってくれたときの感動。
忘れられない思い出です。
ということで、本日のまとめです。
世の中には、誰かの努力によってたくさんのモノが存在しています。
ケーキもその一つ。
今まで当たり前に手に取っていたモノひとつひとつが、開発者がいて、試行錯誤を繰り返した先に存在しているモノなんです。
当たり前すぎて意識することはあんまりなかったですが、自分が作る側に立った時、その意味をより感じることが出来たんです。
生きていると、当たり前なことは認識するのも難しくなってきますが、その当たり前は全然当たり前じゃなくて、誰かの努力の結晶なんだということは頭の片隅に置いておきたいですね。
今回は、そんな僕の一生の思い出のひとつから、たくさんの人の努力が世の中にあふれているという話をさせていただきました。
ご拝読いただき、ありがとうございました。
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