無理にポジティブになろうとしたら、逆に不安は増える
自分の感情に嘘をついて無理にテンションをあげても虚しさが先行してしまうたつやです。
今回は、ポジティブになろうと強引に考え方を変えようとすることの危険性についてお話しようと思います。
ネガティブよりもポジティブな方がいいと言われ続け、自分でもネガティブな部分を直そうとした経験がある人、けっこう多いんじゃないでしょうか。
ただ、強引に目先のことにポジティブになろうとしても、心のどこかに拒否反応が出てしまうことも多いですよね。
プラス思考で考えないとっていう謎の使命感とか。
人生はワクワクした方がいいんだから、無理やりにでもワクワクしないといけない、とか。
もちろん、ポジティブなことは素晴らしいことです。
でも、ネガティブも悪いことなんかじゃないわけなんですよね。
どちらも、ただの特性でしかないのに、ポジティブ至上主義と言わんばかりに世の中はポジティブ推奨なわけです。
だから、自分もポジティブにならないとっていう焦りが生まれてきちゃって、結果、強引に自分の考えを押し殺して無理のある考え方をしようとしてしまうわけです。
こんな風に、心が全く納得していないことに対して無理やりポジティブになろうとしても、まず間違いなく上手くいきません。
先の見えない不安とか、本当の自分が迷子になっているとか、そういうことから目を背けて、目の前のことにワクワクするのなんて無理なんです。
見かけ上は大丈夫かもしれません。
でも、自分自身が一番納得いっていないんですよ。
心の穴を無理やり埋めようとしているだけで、心のどこかでずっと不安な部分が残り続けてしまうんです。
人の心理メカニズム的には、これを「躁的防衛」っていうみたいです。
受け入れがたい現実を目の当たりにした時、それによって起こる不安を減らそうと心が頑張ってくれている状態ってことです。
でも、心の穴を塞げているわけではないから、ずっと不安は残り続けちゃうわけです。
いわゆる、カラ元気状態です。
このカラ元気状態の怖いところは、周りから見たらポジティブに見えてしまうってことなんですよね。
本当は無理をして、自分に嘘をつき続けて、自分に言い聞かせている状態なのに、周りからはそれが普通に見えてしまうんです。
だから、無理を続けるしかなくなって、いつかパンクしてメンタルダウンに至っちゃうことだってあります。
行動を変えることでメンタルを変えることも一つの手ではあるんですが、自分が全く納得いっていないことを続けるのは悪化の原因になるので、気を付けてくださいね。
必要なのは、まず自分自身のを知ること。
それをすっ飛ばしてしまうと、ずっと納得できないまま進んでしまうことになるので、要注意です。
自分を知って、自分に合ったやり方や考え方で進めていくのが近道ですからね。
ということで、本日のまとめです。
ポジティブになろうと無理に行動を変えても、どこかでリバウンドが来て大ダメージを負ってしまいます。
そもそもポジティブになる必要もないんですが、自分がなりたいと思うのならポジティブを目指すのは悪いことではありません。
いきなり無理に自分の考えを押し殺してポジティブになろうとしてもダメなので、まずは自分自身を知ることからスタートするのが良いと思います。
自分に嘘をつく形じゃなくて、ちゃんと納得しながらやることが大事。
自分を偽り続ける代償は高くつくので、何をするにも自分としっかり向き合いながら進めていきたいものですね。
今回は、ポジティブになろうと自分に嘘をつき続けることの危険性についてお話させていただきました。
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