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「思い出と嗅覚」(バラの香りに思うこと)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

広島県では「バラ」がそろそろ
終わるかも…な季節になりました。
(場所によって、種類によっては違うけど)

6月の誕生花にはアジサイやユリが
有名ですが、私には「バラ」が思い出です。

過去のブログで時々登場する
「首つり元旦那」…(笑)
(えぇ、大丈夫ですよ!もう大丈夫!)

トッキントッキンした見た目で
初対面の時は「野良犬か!」
みたいな目をしていたことを思い出します。


     …たまには語ってやるか!…

   一人で馴染みのバーで飲んでいた時に
      見かけたのが彼だった。

        出会った頃は…

    誰も信じない…誰も近寄るな…
    ↑ そのオーラ…すごかった!(-“-)

   ちょっと田舎にはいないタイプの顔
     そう、人が振り返るほどの
  「イケメン」だった。(昔の田舎ではね…)
    (背はそんなに高くないけど…)

   一般に言う「ブサメン」好きな私。
    ハゲ・デブ OK(可愛らしい)
    でも、キュンキュンするのは…
     体毛の濃い人!!( *´艸`)

    かっこいい…って寄ってくる
    そんな女の子たちに囲まれて…
       感じが悪かった。
    まるで、人を見下すかのような
       目つきと態度…。

     見ているだけでイラつく…。
 

  「ねえ、マスター。 あれ誰?
   最近見かけるけど感じの悪い男だねえ…」

  「まあね、近寄りんさんな…」

     なんてマスターと会話をした。

  それがある日、一人でカウンターの隅で
   下を向いて飲んでいる彼と鉢合わせ。
      他に客がいなかった。

      …ううう…気まずい…
        (;一_一)

    端っこと端っこで無言で飲む。

     すると彼はマスターに…

    「ねえ、カメムシって何色?」

    (急に?急にそんな質問ですか?)

       「茶色でしょ…」
      「いや、緑だよね?」

    そんな会話をしばらく聞いていたら
        笑えてきた。
  私も酔ってたし、会話に入ってみたくなって
       「茶色でしょ…」

      一言、しゃべったら…
       ギロッて睨まれた。

   ↑ これ、スイッチだったのよ!(笑)

      はあ~?怒 (; ・`д・´)?
     「あんたねえ、何様なの?」

       隣の席まで行って…
      「カメムシは茶色よ!」
     なんて、つっかかった…私。

      めんどくさそうに彼は
     「じゃあ、アブラムシは?」

   んまー、なんて…嫌な顔して言いやがる!

        「緑でしょ!」
    彼はバカにしたように笑いながら
    「お前…アブラムシは茶色だよ…」

     そんな会話を続けていく中で
      多少打ち解けたのだろう。

     ふと笑った顔が可愛かった。
      (笑えるんじゃん…)

         すると…

  「自分の顔が嫌い。
    それで…しょうもない女
    外観だけで寄ってくるのがウザい。
         中身を見てほしいのに…」

     なあんて、ぬかしやがる。

    だから、私も言ってやったのさ!

  「”しょうもない女”だってあんたが
     言ったその女の子たちにも
          中身があるわ!!

       ええ、ご心配なく!
     私は男にも飢えていませんから。
     あんたと特別な関係なんて
           求めていませんよ。
               図に乗るな!」

      そう言って、帰った。


     後日…マスターから電話
   「ryukoちゃん、今日来れる?」
   「あ、うん。いいよ」

    仕事が終わって開店時間を待ち
        店に行くと…
      彼が…いるではないか…。

     ムムム…やられた…(。-`ω-)

      …しばらく無言タイム

        すると彼は…
     「1本の赤いバラ」と共に
   (↑ 一瞬ときめくじゃんねえ!!)
     「この前は、ごめん…」
      絞り出すような声で…

   「んああ?( `―´)ノ
         今、なんつった?」

    聞こえないふりをした。(笑)

   それから2年くらい飲み友達として
       交流があった。

      付き合うようになって…
  「ねえ、なんであの時バラをくれたの?」

   「え?俺の誕生花だったから(*^-^*)」

        なんじゃい!
  もっと女がときめきそうなこと言わんかい!


 そんなことを「バラ」見てると
 思い出します。
 今となっては懐かしい思い出ですが
 バラにまつわる他の思い出も
 あの香りに乗ってビュンビュン
 私を支配してしまいます。

 そして…今年は…
 三男が精神科へ入院した福山(市の花はバラ)

咲きました 
いろいろあって…三男は退院です
大丈夫でしょうか…
「大丈夫」そう、信じよう

  もう、終わりかけていましたが
  新しい記憶が追加されそうです。

  なぜか、切なく淡い記憶になりそうな
  バラの香り…。

  嗅覚は視覚に劣らず思い出に強く強く
  関与しますね。

  皆さんは「香り」…
  繋がる思い出はありますか?
   (゜_゜>)?


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