「穂紫蘇の思い出」(おばあちゃんとの時間)
皆さん、おはようございます。
ryukoです。
今日は少し前に収穫した
「穂紫蘇」の話です。
小さな昔の思い出話と一緒に
読んでみてください。(笑)
( *´艸`)
…懐かしいなあ…
下の妹の家には紫蘇畑がある。
いや、放置プレーが上手で
勝手に生えている。
(…すまん)
欲しいと言ったら
「勝手に好きなだけどうぞ♪」
だって!(笑)
天ぷらにするなら
実が柔らかい方がいい。
保存用ならプチプチするくらい
実が熟れているほうがいいから
この時期に貰いに行く。
トンボも飛んでいて…
秋だなあって感じながら一人で収穫。
ねえ、皆さんもない?
何かを収穫するときって
手が止まらない感じ!
「狩りの本能が騒ぐ」ってやつ!
相手は植物だし逃げないんだけど
ついつい欲張って沢山収穫して
帰ってから…
オウ!(-“-)
処理大変だ…
って思うの。
ありがたいのに欲を出したことを
反省しながら…
軸から実を外していく。
これもTV観ながらボチボチと
やっていくんだけど
終わった頃の手は、こんな感じになる。
灰汁が強いんだよねえ…。
(*´Д`)
しばらくしたら元に戻るから
気にしないけど
まさに「おばあちゃんの手」
ちょっと目標とする歳の重ね方だから
いっか!(笑)
たっぷりのお湯で2分くらい茹でた後
水を替えながら半日くらい灰汁抜きの時間。
これしないと
青臭いというか野性味あふれる仕上がりに。
風味は残るから大丈夫!
後は、濃いめに塩と醤油を少し入れて…。
冷凍。
おにぎりに使ったり
スパゲッティへ入れたり
酢の物やお汁の香りづけなどにも活用。
使う幅の広い万能な保存食になる…。
( *´艸`)
この紫蘇の香りを嗅いでいると…
思い出が1つ…。
小学生の頃にいじめにあって
辛かった時…
沈んでいる顔を見たおばあちゃんが
「ryuko、紫蘇…取りに行こうや」
2人で畑まで摘みに出た。
何も聞かない普段通りのおばあちゃん。
穂紫蘇が取れるこの時期になると
おばあちゃんのおばあちゃんを
思い出すんだって…。
一緒に摘んだ思い出があるそうな。
黙って聞いていると
「あんたも孫が出来た時…
沈んだ顔見たら…
一緒にいてあげればいいんだよ。
それだけでいい」
そう言って笑ったおばあちゃん。
何があったか聞かないけど
ホイホイホイ🎵
おどけて穂紫蘇を摘むんだもん。
おかしかった。(*’ω’*)
いじめって心を削る。
学校で泣くのも悔しいから
いつも帰って一人で泣いたけど…
おばあちゃんはそれとなく
知っていたのかもなあ。
まだ、誰も家族がいじめに
気付いていないそんな時期…。
踊りながら穂紫蘇を摘み
家に帰ってから一緒に軸から外し
過ごしたあの頃。
おばあちゃん…男の子にいじめられて
泣いた日に祖母と穂紫蘇を
摘んだんだって…(笑)
私も孫が出来た。
孫が辛い時…
そばにいてあげるおばあちゃんになりたい。
だから黒くなった指先は…
ちょっと憧れなんだ。
( *´艸`)
いつか…孫と
一緒に穂紫蘇を摘む日が来るまで
下の妹よ!
放置プレーの紫蘇畑を守ってくれ!
欲張って摘んで帰ろうと思ったら
テスト期間中で昼に甥っ子が帰宅した。
慌てて…
不法侵入じゃないよ。
ちゃんと妹には許可貰ってるよ!!
そう言ったら…
摘むだけで黒くなった指先に気が付いて
「手袋せんにゃあ!
手が荒れるよ!」
高校生になった優しい甥っ子よ。
悩みがあれば叔母の私が聞いてやるよ!
ついついそう言ってた。
相手は孫でなくてもいいんだろうな(笑)
ちょっぴりほっこり…
穂紫蘇の香りは大好きだ。
おばあちゃんは今、施設です。
寝たきりで会話も出来ません。
でも今年は身内が3人亡くなっているので
もう少し生きていてほしいです。
91歳…かなあ…。(>_<)
P.S
軸から実を取っていると
最初はいい匂いでも
だんだん匂いに酔ってくる。
クサい…ちょっと思った…(笑)
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