フラの踊りの哲学「ハカラウ」とは?
まだ幼い頃、昭和40年代。
鋳物で有名なボクの住む町は
キューポラと呼ばれる溶鉱炉が
町のいたるところにあって
そこかしこに独特の匂いが漂っていたものです。
みんなそんなことは「慣れっこ」だったから
あまり気にしてはいなかったものだけど。
幼い頃から、失語症じゃないかと心配されるほど
言葉を交わさなかった私のまわりには
人よりもむしろ動物が集まってくることが多かった。
それはきっと
幼い頃から氣を扱えたというのもあるのでしょう。
ある春のとても暖かい日差しの昼間
「気持ちいいなぁ」まどろんでいると
1匹…。
また1匹と…。
周囲7~8匹の犬が集まってくる…。
その中でもいつものように仲良くしている
親戚の家に飼われている「タロウ」(雑種)に
『気持ちいいね?なんか眠いよね?』と
気持ちをシェアするように目を向けると
タロウは眠そうな目で見つめ返してくる…。
そんなタロウの顔をみて
ますますボクも眠くなる…。
するとタロウはそこに伏せて眠ってしまう…。
その右横にいるシロに目を向けたら…。
シロもそこに伏せて眠ってしまった…。
『う~ん。すごく眠くなってきた…。」
やがて周りにいる他の犬たちの呼吸する音が
静かになって
そうしているうちに
ボクもいつの間にか寝てしまっていたようだ…。
どのくらいそうしていたのだろう?
その穏やかな時間に
水を差すような気配で
随分眠りこけてたんだな~。と
深い眠りをから呼び起こされる。
それでも眠気から中々抜け出せなくて
眼を閉じながら
まわりの気配に意識を向けると
大人たちのざわめきと
差し迫ったような気配が伝わってきた。
そして
「誰か警察を!」
とか
「いやっ!救急車だろ!」
という声が聞こえてくる。
そりゃそうだ!
工場から漂う異臭の中
幼い少年を中心に
7~8匹の犬が
ぐったり倒れて(本当は寝てるだけ)るんだもん。
幼い頃は、こんな調子で
まわりの大人たちを翻弄してしまったものです。
【ハカラウとは?】
私の開催するイベントで「ハカラウ」という言葉をよく使います。
この言葉はハワイ語で
ハワイ島の北東にある地域の名前でもあるのですが
いろんな意味を含む言葉なんですね?
地名の他に
良く知られている意味は
「たくさんの止まり木」というもの。
これはハカラウという地域が
もともと重要な野鳥の生息地だったりすることもあるのでしょう。
そして「集中し、拡大する」という意味も
ハカラウには含まれています。
だからNLPや様々なワークショップでは
目覚めた瞑想法として
周辺視野を拡げてリラックスし
脳をアルファ波の状態にするテクニックを
指導したりもします。
でもそもそももっと奥深い意味もあったりするんです。
【ハカラウの真意?は◯◯の共有】
たとえば「アロハ」なら
『こんにちは、ようこそ、さようなら、ありがとう、愛しています』など
様々な意味を持つ言葉だったりしますよね?
こういう色んな意味をもつ言葉って
実は日本語にはない言葉を意味したりするから
そういった真意はけっこう伝わってこないものです。
ハワイ島でフラダンスを学ぶと
「ハカラウ」とう言葉を耳にすることもあります。
それはある意味「踊りの哲学」とか「フラの極意」と言っていいのかもしれません。
フラの極意ですから
他のスピリチュアルな奥義と同じように
言葉にすることは
本当はできませんが。
あえて言葉にするとしたら
ハカラウとは
自分の中に流れるエネルギー
あるいは「氣」を
その場(同じ空間の中に)いる相手に送り共有すること。
感じていること
伝えたい想い
踊ることで流れ込んでくるエネルギー
分かち合いたい人への想い
まわりに漂う「気配」や空気の振動(波動)
心で観ている情景(景色)
そしてそれらと共に
感情の「香り」を漂わせること。
それを東洋的に表現するなら
「空」を拡げること。
つまり「空感」という(共感・共鳴)が起こる「場」=エネルギー・フィールド(空)を創りだすこと。
踊りを通して
自分の感じているそれら=「心象(しんしょう)」を
観ている人たちと
一緒に見て感じる。
それこそハワイのカフナ戦争の時に
失われてしまった叡智(フナ)のなごりともいえるでしょう。
失われたホ・オポノポノ(家族療法)※ということもできるかもしれません。
※かつてはカフナ(ハワイの呪術師)数だけ、それぞれ違ったホオポノポノがあったとも言われていたようです。
その聖なる力を発揮するためには
巷では思考が現実化するといいますが
それだけじゃ全然だめ!
まずは自分の器がカラッポになること。
むしろ思考がカラッポ(クリア)になって
ある意味、
座禅や瞑想のように雑念が「大人しく」なって
ハートが穏やかになり
ハートからエネルギーの空間が広がっていく。
スタンフォード大学の外郭団体である
ハートマス研究所の研究結果でも
ハート(心臓)は身体の中で一番強力な電磁場を創り出し
電場的には脳の60倍
磁場的には5000倍強力だと言われてるぐらいですからね?
瞑想では
ハートの中心にいることが大切で
そこから空が広がる
なんていう表現したりします。
もし、あなたのハートから出ているエネルギーが
まわりに漂い
それが現実に影響を及ぼすとしたら
どうでしょう?
そうすると
あなたがそこに居るだけで
自分もまわりも癒してしまう
なんてことも
起こるようになるかもしれませんね。
長い文章ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
新しい個人セッションの受付を開始しました。
~マインドが空になりハートが開くセッション~
(デトックス&インヴォーク※セッション)
簡単にいいますと
不要な古いネガティブエネルギーを
浄化して(邪気等を抜いて)
場に「呼び起こし」た
新しい清らかなエネルギーが受け取れるように
本来もっていた適切なエネルギーを戻すことで
潜在意識下で眠っていた才能を
「起動する」セッションです。
※インヴォークとは
潜在能力など本来もっている才能の発動するという意味もあります。
そして、さらにスピリチュアルな意味合いでは、
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