高校を中退した僕は、自衛隊に入る為に、１８歳になるまでひたすら食べては身体を鍛える日々を続けました。 軽度の自閉症の僕は、対人関係がまったくできず、自衛隊ならそんなに必要なく、命令に従って体を使えば、僕でもできるのではないか？そんな風に安易に考えていました。 １８歳になり、自衛隊の入隊試験を受けました。第一候補は戦闘機のパイロットになりたいと思っていたので、航空自衛隊の試験を受けました。 第二候補に、陸上自衛隊を受けました。 航空の試験は、筆記があったのですが、航空機がど
弟が亡くなって１週間。今頃になってものすごい悲しみが襲ってきた。 弟のTwitterのツイートをみていた。LINEのやりとりを見ていた。 なんだかんだで、仲が良かった。 もう二度とこういうやりとりをすることも、話す事も、顏を見ることもできない。そう思うととても辛い。 たった一人の兄弟だったから、自分の半身を失ったように感じる。 僕ももういいい歳だし、家族や親せきは皆早死にしている。 おそらく自分も長くは生きられないと思っている。 家系が短命だからだ。 それに障害や病気もある
高校を中退し、何をしたいのか？どうしたいのか？何も考えずひたすら悲しみと絶望に打ちひしがれながら、自分の無力さと世の中の理不尽さを嘆いていました。 でも、そのうちに１つの強い気持ちが芽生えてきました。 もし、自分がもっと強かったら、今までの人生もこれからの人生も変わるのではないか？ そんな時に、高校の先輩から自衛隊の入隊の勧誘がありました。僕はまさに今自分が望んでいるものがそこで手に入るような気がして、１８歳になったら自衛隊に入る事を決めました。人生で初めて自分の意志で何か
高校を中退した後、約２年近く実家でひきこもりをしていました。 当時は母と養父は別居をしていて、母と弟は新宿に。養父と僕は都内の多摩地区に二人で暮らしていました。 養父は朝から晩までお酒を飲んで、テレビをみては寝ていました。 養父とは会話することもなく、お互い存在しないかのように接していました。食事は冷蔵庫を自分であさり、食べられそうなものをそのまま食べていました。カップ麺、袋ラーメンなど。 そもそも養父とは小さい頃から、ほとんど話した事がなく、顏も合わせてくれなかったので、
このあたりから、記憶は大分鮮明になってきます。高校は工業高校の建築科。通常なら学校は幼少期から、自閉症の場合、特別支援学校へ行くケースが多いのですが、当時は偏見や世間体を気にした両親が、それを嫌がり普通学校へと小・中・高と通いました。 当然、まともに会話もコミュニケーションもとれず、他者とは違う行動をとる僕は、いつも一人で会話などできませんでした。当時はいじめも当たり前のように酷いもので、学校の先生も体罰が当たり前の時代でした。 高校になっても、いじめは変わらず、何も言え
弟が亡くなってから、大夫メンタルが落ちていました。 夢に弟や母、家族が出て来たり、色々と過去を思い出しては、 喪失感や虚無感をずっと感じ出ていました。 でも、人はいつかは必ず死ぬ。 だからこそ、今を大切に日々生きることが大切なのだとも、同時に思いました。母とは今年会う約束をしました。３０年ぶりです。 それと、親しい友人ともできるだけ会っておこうとも思いました。 会える時に会っておかないと、絶対後で後悔する。 それが今回、とても実感したことだからです。 特に、家族や最も信頼
2024/3/11(月)早朝、母から電話があった。弟が亡くなった・・・ 弟は統合失調症で障害者手帳１級。生活保護を受けていた。定期的に連絡をとっていたが、去年、弟が心臓の病気で手術をした後、体調を崩した。 その後、体調が悪いから連絡しないでほしい。と言われたのが、昨年の３月。 心配して去年の９月にLINEをして返事がきた。具合が悪いだけ。とだけ返信があった。それ以来、まったく音信普通になって心配していた。 それが、急に母から、弟が亡くなったと聞かされとてもショックだった。
幼少期だけでなく、小学校・中学校の記憶もかなり朧げで、覚えているのは辛かった記憶しか思い出せません。家庭内で両親の仲が悪く、養父のDV,暴力、アル中だった事もあり、母がいつも泣いているのだけは覚えています。 それと同時に、母に殴られた記憶、ビンタですが、ほっぺたが真っ赤に腫れあがるまで、思いっきり何度も何度も叩かれた記憶。夜中に外に放りだされ、食事を食べれない記憶。養父が物を投げてきて、頭に当たって泣いた記憶。学校で椅子に画びょう、腹パン、パシリ、殴られ、蹴られ、髪の毛を切
ここからは、18歳になった時に母から聞いた話しです。それまで僕は、他の人達が僕とは違う、周りが変なんだとずっと思ってきました。僕はこういう性格なんだ、癖なんだ、何で周りの人たちは僕と同じじゃないのだろうか？ 疑問に思いながらも、特に深く考える事をしませんでした。 それは、興味がまったくなかったからでした。 僕は幼少期から、自分の興味のある事以外、まったく耳に入ってこず、意識すらしない。そんな子供でした。 記憶も子供頃の記憶は、ほぼありません。どうやら自閉症の子には多いとのこ
僕の障害は、１次障害が自閉症。２次障害が双極性障害と社交不安障害です。１次障害の自閉症が分かったのは確か幼少期の３歳くらいの頃。 親の都合で、普通学校に通い、会社には障害を隠して働き、やはり対人関係で上手くいかず、色々なストレスと疲労が限界を超えた事が原因で、２次障害を発症をしていました。それが分かったのが、４２歳。 仕事中に思考が混乱し、全身が痙攣を起こし、言葉が出なくなり、身体もまともに動かず、様子がおかしいと気が付いた上司が病院に連れて行ったところ、身体的なものではな
