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ひきこもり

高校を中退した後、約2年近く実家でひきこもりをしていました。
当時は母と養父は別居をしていて、母と弟は新宿に。養父と僕は都内の多摩地区に二人で暮らしていました。
養父は朝から晩までお酒を飲んで、テレビをみては寝ていました。
養父とは会話することもなく、お互い存在しないかのように接していました。食事は冷蔵庫を自分であさり、食べられそうなものをそのまま食べていました。カップ麺、袋ラーメンなど。

そもそも養父とは小さい頃から、ほとんど話した事がなく、顏も合わせてくれなかったので、家族と言う実感がまったくなく、いつもいる嫌な大人としか見ていませんでした。
引きこもりの間、最初は何も考えずひたすら眠り、なぜ自分だけこんな目にと、自分の環境や、すべての人を憎み、恨んでいました。

そのうち、泣く事にも疲れ果て、ひたすらいじめや、嫌な目に合わないように、もっと強くなりたいと思うようになりました。
ただ布団でラジオを聴いては寝ているだけの毎日。それに嫌気がさしてきたのです。もっと自分が強ければと。

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