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日本の文化

11月の図解塾に参加しました。今回も「日本を知る105章」から37「畳」(秦恒平氏)と38「蕎麦」(近藤啓太郎)のテーマについて、受講生の方々が作成した図解の説明を通じて、日本の伝統文化の成り立ちや発展を学び、とても参考になりました。普段意識しない「畳」や「蕎麦」も、図解を通して日本人の生活や価値観に深く根ざしていることがよく理解できました。

 「畳」については、語源が「畳む」に由来し、縄文時代からわらの敷物が使われていたこと、鎌倉時代以降の書院造りの普及により部屋全体に畳が敷かれるようになったことがとても興味深かったです。また、畳が普及することで作法や座り方があぐらや正座へと変化し、特に江戸時代中期からは正座が定着していたことに驚かされました。畳は単なる床材ではなく、生活様式や礼儀作法にも影響を与えていたとはとても驚きました。図解のおかげで、畳文化の変遷が年代ごとに整理され、理解しやすかったです。

 「蕎麦」については、江戸前の三大蕎麦「更科」「砂場」「藪蕎麦」の異なる歴史や特徴を知ることができました。更科蕎麦は白く、砂場は茶色、藪蕎麦は緑色で、それぞれそば粉の製法や使用する部分によって色が異なることがわかり、今まで知らなかった意味があると知りました。江戸前蕎麦は濃い味のお汁に少しだけつけて食べる独特のスタイルが特徴で、ただ食べるだけでなく、味わうことを重視していたのも興味深かったです。

 また、「自分の味覚で確かめることが大事」という言葉が印象に残りました。実際に蕎麦を食べないで食通ぶるのではなく、自ら蕎麦を食べて、味を確かめることが大事ということがわかりました。

 今回の図解を通じて「畳」と「蕎麦」が日本人の生活にどれほど密接に結びつき、時代や価値観の変化とともに形を変えてきたかがよくわかりました。
今後も実際に「畳」や「蕎麦」に触れ、体験を通して理解を深めていきたいと思います。皆さんとの意見や感想の共有もとても有意義で楽しい時間でした。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。

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