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2月の知研セミナー「記憶術」に参加
2月の知研セミナー「いくつになってからでも、脳は成長する」〜記憶力が平均1.8倍向上する秘訣〜に参加しました。ゲスト講師は、能力開発トレーナーの品田マルクス高志さんによる演習を交えたとてもわかりやすい内容でした。
テーマは「脳」のちからでした。今回のセミナーでは、「最近物忘れがひどい」「加齢で記憶力が落ちているのではないか」といった悩みを持つ方に役立つ、脳を鍛えるノウハウと実践方法を学ぶことができました。
品田マルクスさんは、日本IBMに20年間勤務された経験を持ち、6500人以上の方々に記憶力や脳の処理スピードを向上させるトレーニングを実施してこられました。現在は幅広い年代の方々に、脳の可能性を引き出す指導をされているとのことです。
セミナーの中で特に印象に残ったのは、「脳は年齢を重ねても成長する」という点です。これまで、「20歳を過ぎると記憶力が低下する」「脳細胞は減る一方で増えない」といった話を耳にすることが多かったのですが、それは過去の医学教育の影響による誤解だったと知りました。
私も実際に、セミナー内で記憶術を実践し、単語を覚えるワークが10点から18点へと向上し、記憶力が平均1.8倍向上する体験をすることができ、脳の可能性を強く実感しました。
品田さんが紹介してくださった記憶法の「アクティブブレイン」は、記憶力を劇的に向上させる効果的な方法でした。
演習で「心理テスト」を行いましたが、品田さんは、「記憶テスト」と言う言い方をしませんでした。これには理由があり、「記憶テスト」と言う言い方をすると、高齢の方が記憶が衰えていると言うことを信じているため、心理的に点数が下がるとの事で納得しました。
記憶に対する考え方を変えることが大切だと言うことがわかりました。
仕事やプライベートの時でも、相手の顔は思い出せるのに名前が出てこないことがあります。名刺交換をして顔と名前を忘れるのではなく、覚えていないからだと言うお話も確かにと思い納得しました。
例えば、「野口さん」と言う名前の覚え方は、野口英世が散髪しているところをイメージしたり、「小田さん」と言う名前の覚え方は、小さい田んぼをイメージして覚えると言うイメージによる覚え方があるとのことでこれなら覚えやすいと思いました。
また「興味のあることは覚えやすい」と言うお話も納得しました。記憶力を高めるには、単なる暗記ではなく、興味を持って楽しむことが大切であることがわかりました。
私自身、市民ミュージカルに参加しているのですが、とてもセリフを覚えることが苦手です。
セリフを覚える際も、ただ読むだけでなくではなく、場面をイメージしながら覚えるとスムーズに記憶できる気がしました。またリモート上の演習で声に出したり、体を使ったりすることで記憶がより深く刻まれることを学びました。
今回のセミナーを通して、「覚えること」は単なるスキルではなく、人生を豊かにする力だと強く感じました。資格の勉強や仕事だけでなく、日常生活で人の名前を覚えることや、趣味で記憶術を活かしていきたいと思います。
記憶力を向上させることは、アクティブに過ごすための大切なスキルになるのだと実感しました。
素晴らしいセミナーをありがとうございました!
これからも学んだことを日常生活に取り入れ、脳をトレーニングして活性化していきたいと思います。