【日記】白瀬の診察;2024/10/31(木)
初めまして、歯科医師の白瀬隆です。まともに自己紹介や、僕のことが伝わる文章を書いていないのでブログを始めることにしてみました。こういう記事を書けば、紬や白瀬歯科医院を読んでくださった方にお礼を言えるので嬉しいです。皆様、読んでいただいて本当にありがとうございます。生きていて良かった。大袈裟ではなく生まれてきた甲斐があったと思っています。
白瀬隆はどんな人間か?
ブログで表現しなければならないのは自己紹介からだと思います。ところが困った話で、僕という人間は魅力がありません。もっともそのせいで小説を書いてすがり付いているのかもしれませんが。
音楽好き
仕方ないので無理矢理、自分の話をしてみます。小説を読んでいただければ伝わるかと思いますが、音楽が好きです。ロックバンドばかり登場していますが、ヒップホップも好きですし、ブルースなんかも好んで聴きます。あまり日本の最近の人たちは存じ上げませんが、日本人にもいいバンドやラッパーは沢山いると思っています。本音はカートや2PAC、シドみたいな人たちばかりにフォーカスを当てるのは好きではありません。しかしグランジには思い入れがあるため、紬ではカートの名前が登場することになりました。
映画が好き
海外だとアルパチーノ、ロバートデニーロが、日本だと松田優作が好きです。僕の小説はこの辺りの俳優が出演している映画の影響を受けていると自分でも思います。世界一の映画は何かと聞かれると、「カリートの道」と「ノッキン・ノン・ヘブンス・ドア」のどちらだろうかと三日悩んで仕事を五日休むタイプの人間です。
小説が好きなようで嫌い
映画や音楽は100%僕の感性を満たし、胸を打ち抜いてくれるのですが、小説は沢山読んだはずなのにごく一部しか当たりに出会えていません。太宰治の「ヒューマン・ロスト」と「人間失格」、そして三島由紀夫の「金閣寺」です。海外のものですとスコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」?というくらいでして。もっとも理系の人間なので体系的に読んだという訳ではないから出会えていないだけなんだとは思いますが、不完全燃焼です。
夢を追う
稚拙な小説たちをnoteに載せ始めたのは、いわゆる物書きになるという夢を追う覚悟が決まったからです。僕は「キャンサーイート〜癌が喰う〜」という長編医療小説を書きました。そして医師である妻に読んでもらいました。
主人公である口腔外科医の神谷圭吾に上顎洞癌が見つかり、医局とのしがらみの中、治療を耳鼻科医である北里純に頼む。圭吾の治療から転移の発覚、そして末期までを支える北里と、恋人である麻酔科医の倉木真弓の三人の思いが交錯する物語。
妻からは医学的におかしいところはないと言われ、また世間様に広めてほしいと言われました。背中を押されたということです。そしてそれから動き出し、紆余曲折の末、2025年2月に出版の予定となったのです。
世間様に認められたら、もう誰にもバカにされないはずですから。
最後に
僕は紬の主人公の桐山奈月みたいにかっこ良くないし、先輩の京介さんみたいな常識外の人間でもありません。つまらない人間です。
いい歳になってそのつまらなさに気付いて、夢を追う決意をしました。そうしたら少し人生が楽しくなった最近です。