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絶望のキッズ携帯

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全ての引きこもりに捧げる! 【あらすじ】 嫁の友達である神戸在住42歳のババアには春から中学生になる不登校児の息子がいる。癇癪持ちでゲーム廃人のクソガキ。何とかならないかと嫁に相…
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第14話 スマホがない

ひとしきり笑ったガキは、長崎に辿り着いた時とは全く違う、子供の顔を見せ始めた。俺クラスの…

白瀬隆
3か月前
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第16話 自己紹介

自己紹介。その名の通り、自分を知ってもらう行為だ。陽気な自分を売り込んでもいいし、淡白に…

白瀬隆
3か月前
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第17話 台本

台本ができた。俺たちはプリントアウトし、ガキに渡した。さあ、読んでみろ。 初めまして。〇…

白瀬隆
3か月前
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第18話 エクレア

なぜかガキは俺たちに完全に心を開いたようだ。顔色がやたらと明るい。普段嫁と二人きりのダイ…

白瀬隆
3か月前
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第19話 第一日目終了

午前二時。俺と嫁は眠気に耐えながらガキの相手をしている。ガキも精一杯、眠気に耐えている。…

白瀬隆
3か月前
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第20話 友達

友達と呼べる人が何人いるだろうかと考える人は多いと思う。俺は一人だ。環境が変われば考え方…

白瀬隆
3か月前
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【長編連載小説】絶望のキッズ携帯 第21話 ゲーム

ゲーム。確かにガキの頃は夢中になった。任天堂、スクエニ。素晴らしいゲームを作っていた。どこか道徳的だったり、今思えばプレイ時間がほどほどでクリアできるようになっていた。次を売りたかったという考え方もあるが、何より子供をのめり込ませたく無かったんじゃないかと思う。ある意味卒業しない方が良かったんじゃないだろうか。女漁りにのめり込んでからは道徳なんてなくなったし、全部で何時間かけて女たちを口説いてきたのか思うと絶望する。しかし得られるものもある。大切にするべき女を選ぶ基準ができた