【商品考察】ON COMPASS ~月6万積立てて、60歳から月67万で暮らすロボアド生活は幸せか?~
マネックス証券が好きになって、
株価下落に乗じて、株を少し買っている。
最近、社長交替や、イオン銀行との提携などの動きもある。
個人的には、ソニーが買ってくれないかな?と少し期待している。
残念なのは、少し前のことだが、暗号資産をリードしていた大槻奈那さんが、他社へ移籍したことで、首脳陣のバランスが崩れ、大きく魅力が下がった。
それはそれとして、
ファンドラップをコア資産にできるかを、検証するために深堀しているので、マネックス証券のロボアドも調査してみた。
お金、いい感じ ON COMPASS
この宣伝コピーからして、他社との違いを感じる。
サービス名に『ラップ』の名称に含めなかったのは、ユーザーアンケートを参考にしたそうだ。
もともとは、
マネラップ(MSV LIFE)
だったものを2020年にリニューアルしている。
特徴は、金融工学に基づいた独自の運用モデルを採用して、リスク管理を徹底した運用を行うらしい。
こちらの記事に、名前の由来の説明がある。
「ON」は、正しい方向を指し示している状態の意味だそうだ。
フィーは、1.0%で標準的だが、
対面サービス付きの+付きのON COMPASS+
は、当然ながらコストが少し高くなる。
フィーの説明がすばらしい。
信託報酬を含めたトータルで費用を明示している。
というか、対面証券のファンドラップのフィーの説明がひどすぎる。
大和証券は、
投資一任フィー以外の信託報酬を含めた詳細は、間接的に負担する費用として、目論見書を見ろということになっている。コスト表示の厳密性は理解できるが、体質が古すぎてお客様第一の業務運営に、まったくなっていない。。。
ON COMPASSの中身を理解するために、
6周年記念セミナー動画を視聴した。
トークイベント第1弾
6周年記念セミナーは3回実施された。
3回目が、ポートフォリオの議論があり、井村氏との会話が面白かった。
1回目から、他社とは大きく感覚が異なる。
投資セミナーというより、6周年特設サイトのキービジュアルの話が、半分くらいで、どちらかといえばキービジュアル中心のセミナーだった。
マネックス証券は、たとえ6周年だとしても、
ON COMPASSの6年間の歩みなんて話は、一切しない。
こういう会社が好き。
楽天証券のようなビジネスライクで、
センスのないロゴを使用する会社では、
このキービジュアルは作れないだろう。
ダイワファンドラップでも、
このキービジュアルを採用できないと思う。
大和証券の現在のビジュアルは、3世代の家族のイラスト。
これもコンセプトとしてはいい。
ON COMPASSのキービジュアルからは、
テレビの水曜ロードショーのオープニング映像を連想した。。。
なつかしいなあ。
この音楽。
猿の惑星の驚愕のラストも忘れられない。。。
私にとって、
投資サービスであってもデザインは重要。
あくまで個人的な好みだけれども。
トークイベント第2弾
2回目は、
投資家のたぱぞうさんとのフリートーク。
面白かったのは、
積み上げた1億円を切り崩していくポートフォリオを例で組んでいる。
60歳から75歳まで、
1億円をON COMPASSで運用しながら切り崩したら、
80%の確率で、
月67.4万円 (運用しない場合は、月55.8万円)
も使用できる。
試算として面白かった。
月67万円あれば、何をするかな?
半分は寄付の意味でロト7(月1,000口)買うかも??
トークイベント第3弾
3回目は、
投資家の井村さんとのフリートーク。
忖度しない(?)井村さんとマネックス担当者とのロボアドに関する会話が興味深い。
20歳から55歳まで、
35年で1億円をON COMPASSで積み立てるケースは、
なんと!
月6.1万円
の積み立てでOK。
意外と少ない。試算例として、目安にはなる。
ロボアドへの疑問
1つ疑問なのは、
ロボアドは、悪くはないとは思うのだけれど、
たとえば月x万積み立てて、
30年後にx000万円以上になっても、
その30年間の投資体験は、楽しいのだろうか?
他にもいろいろ選択肢がある中で、
積立てて終わり。
ドキドキもハラハラもしないで、
ずっとお任せして、
投資先の企業が不正をしようが、
戦争に加担しようが、ブラックボックスで、
すごす30年間。
もちろん、
山あり谷ありの世界情勢の中で、
一喜一憂しないで、生活イベントに集中できるところがいい。
でも、
自分の好みからは、
人が絡んた投資体験、投資経験の方がいいなと直感的に思う。
市場の変化とともに、
個別株式に投資し株主総会へ出席したり、
様々な投資信託や債券の売買で、いろいろ経験を積んでから、
活用するサービスかなと思う。
ロボアドがiDeCo対応したら、いいなとも思う。
iDeCoは、資金拘束されるので、ロボアドのハイリスクポートフォリオをiDeCoで積み立て、あとは自分で個別株投資するのが好みに合う。
iDeCo口座を75歳ぐらいまで維持できるなら、長期間資産形成できるのに残念だ。
すでに資産形成フェーズを終えつつある私の感覚では、
現状のロボアドは、
60歳以降、しだいに体力、気力、精力が衰えるなかで、
(悲しい。。。)
資産運用を一任できるので、
資産運用フェーズ用のサービスなんだろうと今回結論を得た。
まとめ
乱立しているロボアドサービスの中で、
自社の独自サービスを組み入れる必要があるのだろうか?
上場しているウェルスナビを採用している金融機関も多い。
おそらく、
マネックス証券は、
他社のデザインでは納得いかなかったのだろうと思う。
キービジュアルだけなら、
ON COMPASSは、ダントツNo1だと思う。
総合的に考え、
デザインセンスは好みだが、唯一無二の特徴がなく、
規模が小さすぎるので、ON COMPASSはパス。
1つアイデアが浮かんだのは、
ロボアドでも、将来予測するしない、
NISA対応ありなしなど、各社の特徴があるので、
資産運用フェーズでは、
複数のラップ口座をさらにラッピングして、
ファンドラップラップ
も良いのではと思う?
やりすぎかな。。。
私のファンドラップの探求は、まだまだつづく。。。
【今日のひとこと】
一つのことを、一生やり続けられると確信する日がくる。
The day will come when I am sure that I can keep doing one thing.
(米国の実業家 スティーブ・ジョブズ)
来年には、
iDeCoも終了させ、ポートフォリオを完成したい!
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