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【商品考察】ファンドラップ(9)~NISA対応WealthNaviと投資一任フィー還付~
ファンドラップのコア資産化を研究テーマにしているので、シリーズで書いてる。
WealthNaviさんが、
フライングぎみに、岸田NISA対応を正式宣言し、
新規契約の囲い込み作戦に出た。
NISA口座を、WealthNavi専用とする勇者が、
どれくらい出てくるか楽しみ!
岸田NISA対応WealthNaviの仕様
さすがエンジニア集団、アクションが早い。
まだ岸田NISAの正式名称も決まっていないのに。
つみたてNISAと一般NISAの1本化を受けて、
なんと全枠制覇(1,800万円)を狙っている!
そんなこと今言ってもだいじょうぶかな??
老舗証券会社なら社内承認がおりないだろう。
3つのポートフォリオ
・積立枠
・成長投資枠
・特定口座
の配分を自動で最適化する仕様らしい。
もうWealthNavi2.0レベル。
面白いのが、
WealthNaviのオンラインセミナーで講師から説明があったが、
現制度のルールでは、積立枠からは手数料を取れない!
らしい。
制度見直しがないと、米国株ETFを積立枠に突っ込んでも、その残高からフィーを取れない。
で、まだ詳細の仕様は未定とのこと。
それでも先手を取って宣言するところが、スゴイ。
米国株ETFのNISA積立枠使用率を使って、
別のフィー体系をつくればできるかな???
現在の「おまかせNISA」の仕様もおもしろいと思うが、今後のシステム対応にすごく興味がわく。
積立枠、成長投資枠を優先させた3つの仮想ポートフォリオをつくれば、それほどロジック変更は難しくないかもしれない。
使用するなら、初期トラブルは避けて、
2024年後半からが無難だ。
投資一任フィーの還付
岸田NISAに加えて、
投資一任フィーが低減できれば、
理想の自動運用に近づく。
現在想定された仕様なら、WealthNavi内で、投資一任フィーの全額還付を期待するのは、現実的でないだろう。
注目していた2022年度からの特定口座内での投資一任フィーの損益通算は、普通に還付された。
2022年に利用した投資一任口座は、
・大和証券のファンドラップ
・SMBC日興証券のTHEO
の2つで、2社とも、
特定口座年間取引報告書P2の摘要の欄に、
年間投資一任運用報酬金額の記載があり、
1月5日(第一営業日?)に還付金が振り込まれた。
還付金の明細は2社とも、取引履歴にしか出なかった。
2社とも、他には、あまり取引をしていないので、
すべては還付されていない。
それでもTHEOのフィー分は、還付により、年0.6%ぐらいの負担に減ったので、これまで、還付処理が個人責任で丸投げされていたことが、残念だ。
THEOの還付の考え方は以下が詳しい。https://www.smbcnikko.co.jp/products/robo_adviser/news/211222.pdf
大和証券はアナウンスさえしない。。。
金融庁は、各種レポートの中で、ファンドラップを問題視した発言をしているが、ファンドラップの商品性を理解していない印象が強く、さらにフィーの還付を考慮しないで、お得意の平均で評価すると、ますますトンチンカンなレポートになりそうで不安だ。還付金は、ラップ口座に反映されないので、平均では出せない。まあ無視すればいいだけだけど。
ところで、
今回、SMBC日興証券の特定口座年間取引報告書を見て、びっくりした。
これまで、詳しく見ていなかったのだけれど、
THEOのリバランス等の売買の為に、自分が把握している売買の倍くらいの数字になっていた。このままでは簿価が積上がるので、THEOのNISA制度活用は、難しいだろう。
昨年は、たまたま他社の特定口座で投資一任フィーを還付できる譲渡益があるので、練習?研究?の意味で、確定申告で損益通算しようと思う。
税制の変更も含めて、ずっと確定申告していける自信はないので、
もしラップ口座に高額投資する場合は、
取引口座を集約するか、確定申告のDX化を待つか、税理士さん等にまかせていくしか、ないだろう。
まとめ
もしも、
NISA対応のラップ口座を使いながら、
投資一任フィー負担を低減できるなら、
ラップ口座批判も少しは収まるかも?
(注)投資一任フィー負担が、減っても、対面高級ファンドラップは、組み込みファンドの信託報酬が割高なので、運用益を劣後させるのは変わらない。
但し、
iDeCoの期間延長もささやかれている中で、
NISA枠を満額活用した上で、
投資一任フィー負担を相殺する売買を発生させる投資を継続するというモデルは、
小市民には、いささか現実味がない。
私のファンドラップへの探求は、まだまだつづく。。。
【今日のひとこと】
「ちょっと8番! 何してんのよ!
ぐずぐずぐずぐずぐずぐずぐず!
あんたバカじゃないの?
あんたの実力は
そんなもんじゃないでしょうが!
強いのに! 才能あるくせに!
何怯えてんのよ!
悔しかったらここで見せてよ!
あんたの実力を!
あんた絶対強いんだから!
強いの! うまいの!
ちゃんとやんなさいよ!
バーカ!!!」
(2009年フジテレビドラマ『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』2話 白河莉子(北川景子)のセリフ)
最近、他人から叱咤されることがない。
こんなことを北川景子さんから言われてみたい。
WealthNaviのブザー・ビートが放たれた!
ラップ口座の実力は、
そんなもんじゃないでしょうが!
悔しかったらここで見せてよ!
あんたの実力を!
あんた絶対、長期なら強いんだから!
強いの!うまいの!
ちゃんとやんなさいよ!
バーカ!!!
と、
もし北川景子さんが、
WealthNaviのCMに出て応援するなら、
NISA口座を、WealthNavi専用にするしかない。
我々から北川さんを強奪した、夫DAIGOさんに、
WealthNaviのお面をつけさせて、
CMで、DAIGOさんに向かって、
バーカ!!!と言って欲しい。
いや、北川さんは関西人だから、
あほちゃうか!!!で!?。
(注)ブザー・ビートとは「試合終了のブザーが鳴るのと同時に放たれて決まるシュート」のことと説明されているが、このドラマだけの造語であり、実際にはブザー・ビートという言葉はない。正しくは「ブザービーター(buzzer beater)」 byウィキペディア
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