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変化に振り回されないための哲学:自分の固定点を見つけ、磨く方法
こんにちは。
学びを結果に変える専門家
小宮山龍一です。
読む速さを3倍にしながら
自己探求をサポートする
『楽読町田スクール』を運営しています。
変化の激しいこの時代、どう生きるべきか。
このテーマについて、さまざまな人が語り、
文章や本が書かれていますよね。
その中で、私たちが何を大切にし、
どう考えるべきかについて、
今日は少しお話ししてみたいと思います。
1、哲学を学ぶきっかけは「セールス力を上げるため」
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私は2021年から
結構、高額な講座に入って
「西洋哲学」を学んでいます。
学生時代には
「哲学って何?おいしいの?」
くらいの感覚だった自分が
なぜ哲学を学び始めたのか?
それは
/
【セールス力を上げるため】
\
です。
哲学をセールスに応用した方がいて
その方が圧倒的な結果を出されている
ということを知り、
興味を持って学び始めたのです。
2、哲学が教えてくれる「枠の外し方」
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哲学を学ぶと、
「弁証法」という考え方に触れることになります。
弁証法とは
テーゼ(今正しいとされるもの)に対して
アンチテーゼ(それに反するもの)が現れ、
その対立から
新たなジンテーゼ(より高い次元の結論)が
生まれていくという考え方です。
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今あるものへの「疑い」、「否定」は
哲学の基本的なスタンスです。
そしてこの過程を通じて、現在のテーゼ、
つまり「これが正しい」とされているものが
常に揺らがされていく。
言い換えれば、
「固定点なんてものは存在しない」
ということに気付かされていく。
今、正しいとされていることは常に乗り越えられて
新しいものに取って代わられる運命にあるからです。
この考え方は
「固定点なんてないんだ」
「だからもっと自由にやっていいんだ」
という自分の枠を
外していくのに役立ちますし。
「疑う」ということは
一歩俯瞰して物事を見ることでもあるので
自分を客観視することにも繋がり
感情的に安定してくる
というメリットもあります。
3、「固定点はない」という固定点
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しかし、ここで興味深いのは、
「固定点はない」という考え自体が
一つの固定点となるということです。
「固定点はないんだ!」と断言した時点で
その人にとってはそれが固定点です。
「固定点なんてない」という固定点。
このパラドックスに気づくことが
変化の激しいこの時代を生きる上で
とても大事なことではないかと感じています。
どういうことかというと、、、
変化する中、
変わらないこともありますよね。
例えば、
死をどう捉えるか、死の概念は変われど、
人が死ぬことは変わらないですよね。
また、「人は言葉を使う」ということも
変わらないと思います。
さきほども述べたように
「物事に固定点はない」ということを
哲学は教えてくれますが、
「物事に固定点はないんだ」というところから
「固定点に囚われてはいけない」
という発想になるのではなく
「何を固定点にするかは、
自分が選択できるんだ」
と捉えた方が、創造的になれるのです。
変化に振り回される人が
これからより多くなる時代。
むしろ
しっかりとした固定点を持つからこそ
余計な固定点を持たずに
結果的に変化にも対応できる
と言えるのではないでしょうか。
4、揺らぎの中で自分の固定点を見つける
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自分の確たる固定点を
どうやって見つければいいのか?
その答えの一つが、
固定点を一度揺らがせてみることです。
自分が信じているもの、
大切にしているものを疑い、
別の角度から見つめ直す。
その揺らぎの中でこそ、
「やっぱりこれは自分にとって欠かせないものだ」
と再確認できる瞬間があります。
そうした経験を通じて、
自分の固定点を深く認識できるのです。
そしてここで大切なことは
「揺らいでもいい」ということです。
揺らぐことは弱さではなく、
新しい発見や成長へのステップです。
自分の考えや価値観が揺らいだとしても、
それはより強く、よりしなやかな
自分の固定点を作るために必要なプロセスなのです。
私も揺らぎの中で、
自分の提供するもの(楽読)の価値を
再認識できたという経験があります。
5、「固定点」=「自分軸」
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最後に「固定点」という言葉を
別の表現で言い換えるなら
「自分の軸」や「本当の自分」「自分らしさ」
といった表現に置き換えられるでしょう。
それは、私たちが人生をより力強く、
柔軟に生き抜くための土台そのものです。
この土台を見つけ、磨き続けることで、
変化の多い時代の中でも揺るがない自分を
育てていける。
これが何より大事なことではないかと思います。
私が楽読に魅力を感じ
18年勤めた塾講師を辞めてまで
楽読インストラクターになったのも
「読む速さを3倍にしながら
自分の軸を整えていくという」
という楽読の本質に気づいたからです。
情報収集力・情報処理力を上げながら
自分の軸を見つけ、育てていくプロセスを
楽しみたい方は
ぜひ一度、楽読を覗いて見てくださいね。
ということで
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今後も頑張っていきますので、
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