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「誰でもイノベーションをつくれる社会」を目指して自社サービスをつくったお話

こんにちは。
WHITE Inc.のサービスデザイナー、フルカワリョウタロウです。

少し前になりますが、4月1日に、”innovation design compass”(以下、idc)という、WHITEの自社サービスがローンチされました🎉
idcは事業会社で新規事業開発に悩む担当者にむけて、WHITEのサービスデザイナーやビジネスデザイナー等のスペシャリストとAI/chatbotがチャットツールを通じて支援する、オンライン型のイノベーション創出支援サービスです。

サービスデザイナーとして自社サービスの創出に参加して、今回は何故idcをつくったのか、idcを通じて何を成し遂げたいのか、サービスのヴィジョンについて、ぼく個人の視点から書きたいと思います。
※ここではヴィジョンや思いを書きたいので、サービスの具体的な内容や機能については書いておりません。
最後の方にサービスのサイトへのリンクを張っているので、idcの具体的な内容についてはそちらを見て頂けたらと🙇‍♂️


1.  日本企業が抱える「3つのない」

世の中に新しい価値を提示し、イノベーションを起こすのは不確実性が高く、容易ではありません。

イノベーション創出には数多いチャレンジが必要ですが、多くの日本企業はそもそもチャレンジができる環境が整備されていませんでした。

これほど、「イノベーションが必要だ」と叫ばれる世の中で、何故、そもそものチャレンジすらできない環境になっているのでしょうか。
そこには、ぼくたちが様々な企業のイノベーション創出のパートナーとしてサービスデザイン業務をしていく中で発見した日本企業が抱える「3つのない」がありました。

「ノウハウがない!」
多くの企業では、イノベーション創出を行ったことのある人材が自社にはおらず、そのノウハウや知見が企業に蓄積されていません。
上から「自社の新たな柱となる事業をつくれ」と言われるが、頼る人もいない、まず何から始めていいのかもわからず、孤独に悩む担当者は少なくありません。

「人がいない!」
イノベーション/新規事業の創出には多岐にわたる専門性が必要です。
テクノロジー、サービスデザイン、リサーチ、ビジネスデザイン、、これらの専門性を一人で網羅した人材は稀です。
また、自社の人材のみで新規事業開発を行おうにも、これらの専門性を全てもつチームをつくることは容易ではありません。

上記の2つの課題はお金がある企業だと解決できます。
お金を払って外部のイノベーション支援サービスを使えば良いのです。
しかし、予算がついていない企業や、予算が潤沢にない企業は外部サービスすら使えないのです。
これが3つめのない、「お金がない!」です。

2. innovation design compassのヴィジョン

ぼくたちはこれら、「3つのない」を抱える企業のために、innovation design compassをつくりました。

ぼくたちが持つノウハウや知見をモデル化したAI/chatbotと、WHITEのスペシャリストが企業の新規事業担当者とチームになり、イノベーション創出を低価格で支援します。

これまで、外部の支援サービスは複数人の専門家チームによって提供される労働集約型のサービスであるために、数百万〜数千万円という高価格帯で提供されています。
そのため、高価格のサービスはお金がない企業では導入できませんでした。
そこで、膨大なデータから適切な回答を提供することが得意なAI/chatbotと、課題発見や創造が得意な人間の協業により、これまでの外部サービスに比べ、低価格なサービスを実現します。

ノウハウがない?→ノウハウを蓄積したAI/chatbotに何でも聞いてね!
人がいない?→WHITEのメンバーがチームの一員だよ!
金がない?→AI/chatbotと人の協業だから安いよ!

乱暴にいうとこんな感じのサービスです。

ぼくたちは最終的にはAIだけでidcを提供し、「誰でもイノベーションを創出できる環境をつくる」というヴィジョンを掲げ、チャレンジをしています。
4月1日にローンチしたのはこのヴィジョンに向けて一部機能を実装したβ版のサービスです。
みなさまに使ってもらいながら一緒にサービスを育て、このヴィジョンを実現したいと思います。

詳しいサービスの内容は↓のサイトでお願いします!
http://idc.255255255.com/

🌈サイトではWHITEが未来視点から新規事業をつくる際に通常業務で使っているワークシートが無料でDLできます!🌈
ぜひ、DLして活用してください!

3.  イノベーション創出にチャレンジし続けている個人の経験

最後に少し個人的な経験の話をします。
思い返すとこれまでぼくは、学生時代からずっとイノベーション創出にチャレンジをし続けてきました。

学生時代は「メディアイノベーターを育成する」という大学院に通っていました。
そこでは新たな動画プラットフォームの形を目指して、サービスコンセプトを開発したり、渋谷のレコードショップの一角を借りて需要度の調査を行ったりしてきました。
そして今は、WHITEで様々な企業のイノベーション創出のパートナーや、このidcのビジョン達成に向けてサービスデザイナーとして携わっています。

大学院でもWHITEでも、最初は全くノウハウも経験もなく、何からやって良いのかもわからない状態からずっとチャレンジをし続けられたのは周りの環境に恵まれていたからだと思います。

わからないことがあれば教えてもらえる人がいる、
自分が経験したことはナレッジとしてシェアする、
自分に苦手なことがあれば得意な人とチームを組む、
逆に自分が得意な領域でチームに貢献する
ぼくがいた環境は、困ったらノウハウにすぐアクセスできる、互いの専門性を活かしてチームができる場所でした。
ノウハウも人もある環境だったからこそ、イノベーション創出に向けてチャレンジをし続けられています。

このような環境が当たり前だと思っていましたが、WHITEでのサービスデザインの業務を通じて、ぼくの環境は非常に恵まれたていたんだとわかりました。
ノウハウがある、チームがある、チャレンジができる環境は思いがある人にとってはとても大切です。
だからこそ、イノベーションにチャレンジしたい思いがある人へ、このinnovation design compassを届け、ノウハウとチームを提供して、思いを実現する手助けとなるサービスにしていきたいです。

innovation design compassは、まだまだ発展途上のサービスです。
「3つのない」やヴィジョンに共感できる方々のお力を借りながらぼくたちが目指す「誰でもイノベーションを創出できる社会を実現する」を一緒に実現していきたいと思います。

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