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感想:『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』MB
MBさんの熱狂的ファンの友人が、新作出たから!と私に貸してくれました。
令和の働き方入門編としても位置付けできそうな一冊です。
概要
好きなことを副業にし、やがて仕事にすることが結果を出すことにつながる。人は感情にお金を払っているため、ビジネスで客単価を高めたければ、感情を強く想起させるほど対価を得られる。好きなことをするにしても、相手の視点に立ち、ポジティブな感情を想起できる提案ができないことは悪である。
感想
ビジネス本にしては行間が広く、フォントが大きい部分もあるため、活字慣れしていない人でも読みやすそうでした。本編では、著者が過去のサラリーマン経験についても触れ、現在大きく収益を上げるまでにキーとなった思考方法が書かれています。例えば、多くの人がテストで100点を取ろうとしても100点を取ることができないことを挙げ、目標の置き方について説明しています。面白いのは、目標の修正によって、著者が実際にビジネスで結果を出しているというところです。このように特別なスキルが要らず、誰にでも取り組める思考方法が紹介されており、これからの働き方を考える際の第一歩になると思いました。
私は特に、相手に感情を想起させることについては、「チームのことだけ、考えた。」青野慶久(2015)の、サイボウズ式・コンセプトの表現法とも似た考え方に感じました。つまり、相手に喜んでもらうことを具体的に想像するには、相手が何と言うかまでを考える必要があるということだと思います。