見出し画像

【あすか会議③】開会式~第1部全体会

■開会式
さすがグロービス。開会式はたったの15分で終了!短くていい。
会場が暗転し、パイレーツオブカリビアンみたいな「くるぞくるぞ!」って感じの興奮を増幅させるようなBGMであすか会議のムービーが流れる。その後ライトアップし、開会宣言、堀義人学長の全く堅苦しくない挨拶と、開催地・浜松市長の挨拶で終わり。

浜松市はうなぎの名産地であり、ホンダ、スズキ、ヤマハの創業の地でもある。日本の4大バイクメーカーのうち、カワサキ以外の3メーカーのルーツが浜松。浜松は「やらまいか精神」というのがあり、市民に起業精神が宿っているではないかというお話。

うなぎが名産となっている理由は、明治33年に服部倉治郎が浜名湖の地理・気候条件がうなぎの養殖に適していることを発見し、倉次郎の養殖を村松啓次郎という人がさらに発展させ今に至るということらしい。

■第2部全体会
全体会のスタートを飾るのはやはり有名人。
藤原和博氏。元リクルート。リクルート退社後、東京都初の民間人校長として杉並区立和田中学校校長に就任。その後は、大阪府特別顧問、佐賀県武雄市特別顧問、奈良市立一条高等学校校長などを歴任している。テレビやネット番組でもよく出てますよね。

10年後、君に仕事はあるのか?
この本読みましたね。100万分の1の人材になること、そこまでのキャリア形成の考え方は人生設計の参考になった。
生で藤原さんの話を聞くのは初めてだったので、とても楽しみだった。

講演の内容は、藤原さんの本に書いてあることと同じだったが、こういう人はホントに話がうまい。TEDの人気スピーチとかでもそうだが、笑いながら学べるというのが優れたスピーカーの条件だな。

基礎的人間力×情報処理力×情報編集力
100×100×100=100万
もうこの2点ですね。

〇情報編集力
これからは情報処理力(いわゆるテストでいい点を取るチカラ)よりも、情報編集力が重要になるという話。これは情報処理は人工知能に任せる時代になるということでしょうね。情報編集力とは、知識や情報を掛け合わせてアイデアや知恵を生み出すチカラ。

あすか会議最後の全体会でも出てくる話だが、「言語を使って物事を考える」「アイデアを紡いで何かを生み出す」ことは相当先か、もしくは永遠にAIにはできない。人間の仕事として残る。だから情報編集力が重要ということでしょう。

〇100万分の1の価値
「天才~成功する人々の法則~」という本があって何年か前に読んだんですけど、そこに1万時間の法則というのが出てきます。これは、1万時間何かに打ち込めば、それの達人になれるという法則です。

かなりざっくり概算すると、1日3時間で10年、1日6時間で5年かかるくらいの感覚。真面目に仕事やってたら、10年もすればベテランですもんね。そういうことです。1万時間費やせば、100人に1人くらいの人材になれる。それをキャリアを変えて3回やれば、100の3乗で100万分の1の人材になれるという話です。

僕は介護の現場職員として9年、施設のケアマネジャーを4年、起業し経営して7年目。それぞれ1万時間は超えていると思う。前半2つはひとつのキャリアとして考えたほうが良さそうなので、介護現場のプレイヤーが13年かな。とすると、介護×経営×??で100万分の1となる。今はMBAを学んでいるがこれは経営なので、経営者のキャリアをより強くさせるものになるだろう。となると、次はIT系だと考えている。グロービスでもテクノべート(テクノロジー×イノベーションの造語)という領域の科目群がある。経営に費やした時間も1万時間は超えていると思うので、次のキャリアとなるIT領域に踏み込んでもいいタイミングだと思う。会社経営しながらITベンチャーにでも就職しようかな。

単一スキルだけでは厳しくなる。
知識や技術の陳腐化。
パラレルキャリア。
X毛作キャリア。

グロービスで散々聞かされる話だが、藤原さんの話は警鐘をならしつつも、おもしろおかしくマインドセットしてくれる素敵な講演でした。

介護サービスの会社を経営しながら、経営学を学ぶため大学院に通っています。起業前の13年間は特養で働いていました。介護現場と経営と経営学、時々雑感を書いています。記事は無料ですがサポートは大歓迎です(^^)/