【ENL DAY6】企業家リーダーシップ⑥
クラスの学び
企業家リーダーシップの最終クラスは、「私の任務」と題して、全員が自分の志をプレゼンする回。
1人5分×30名。
全員が、クラスからの学び、気づき、クラスメイトや仲間との対話、そして自分自身との正対を通して、現段階で一つの答えを出した。
ただプレゼンを聞くだけでなくコメントまで残そうと思うと、聞く側にも真剣さが求められる。前半の15人を終えた段階でも、ものすごい疲労感があった。真剣に聞くというのはこんなにも疲れるものなんだな。
グロービスが出版している『志を育てる』でも、志を見つける→小志→大志→志の消失と、サイクルを描くものだと書かれている。
個人的なこと、組織のこと、もっとおおきな社会に対することなど、人によって志の内容は様々だったが、どれも素晴らしい発表だった。
「私の任務」
自分の志は、入学当初から変わらず、自社の企業理念である「最期まで自分らしく生きられる社会をつくる」だ。
しかし、そこに向かって前進している手応えはあまりなかった。現場の社員たちは懸命に働き、いい仕事をしてくれているが、何か物足りない。
それはたぶん、戦略は描いても、戦術がなかったからだ。
グロービスにきて経営の基本的なことは学んだが、具体的な戦術は自分(たち)で考え実践していくしかない。
1人の頭で考えることには限界がある。もっと多くの人の頭を使い、知恵を借り、行動していかなければならない。
企業の器は社長の器で決まるという。
これは、社長が、自分よりも優秀な人材をどれだけ会社に引き込む度量を持っているか、そして優秀な人材を引き寄せるビジョンと視座の高さを持っているか、という意味だと思う。
エンパワーメントしていくことを大事にしていたつもりが、頼られたら答えを出し、重要な仕事は自分がこなし、客観的にみると人が成長しないスタイルを取ってしまっていたことに最近気づいた。
このスタイルを変えなければ、もうこの会社は大きくなっていかないと思った。
当日のプレゼンでは、企業理念に基づき、①介護保険サービス事業の展開、②介護保険制度以外のプロダクト/サービス開発と展開、③介護現場、介護現場のマネジメントと介護事業の経営を一体的に学べる教育機関の設置、という3つの軸で事業展開していきたいことを発表した。
1人では到底なし得ないことだ。
10月から始まる研究プロジェクトでは、②の領域でチャレンジすることになっている。
そろそろ、地元で介護事業を広げる段階から、次のステージへと具体的に行動していこう。
プレゼンでは発表しなかったが、事業を起こし、軌道に乗せ、早々に後継者に任せ、また次の事業を起こしていくシリアルアントレプレナーが自分には向いているんじゃないかと思い始めている。(能力の話は置いといて)
志の根底にあるのは、自分自身が「自分らしく生きたい」だ。これはずっと変わらないだろう。このDay6を経て、現状に甘んじることなく、もっとチャレンジをしていこうと思った。