「非生産性とは」 -車の平均速度は、わずか6km !! 歩く速度と変わらない!!-
「生産性」という言葉を目にすることが多くないですか?
わたしも、昨年に大学の勉強で、「生産性」という言葉を知り、今では日常会話にも頻繁に使ってしまうくらい便利なワードです!
「生産性」= 「産出」 / 「投入量」と、いう単純な式で表せます。
よく、生産性をあげるには2つのアプローチがあって、1つは、「産出」を増やすこと、もう1つは「投入量」を減らすことです。
テストで言えば、2時間かけて英語の80点取るよりも、1時間で80点とった方が生産性が良いよね!ということです。(投入量を減らした例) 企業でも、生産性の向上が問題視されていて、たとえば、銀行だと全部ATMにすることで、窓口を減らすといったことです!
「非生産性とは」
こんかいは、「非生産性」という言葉を目にして、この考え方に感動したので、簡単にまとめさせていただきます。
ロルフ・ドベリ(2019)「Think Clearly」、p74-p80 によると、
アメリカの自動車の1時間あたりの平均速度は、なんとたったの6kmということが述べられています。これは、人間の歩く平均速度も6kmなので、実はあまり変わらないということです。
一般には、車の平均速度は約50kmと言われていて、移動の時間を短くしてくれる便利な物と考えていますよね?
でも、本当にそうでしょうか??
車を手に入れる取得費、保険代、修繕費、駐車場代、税金など、自動車を手に入れるために、いったいいくらのお金を使っているか考えてみてください。
(本屋に行くと、「シェアカー」or「マイカー」どちらが節約か?みたいな本がいくつか出てますよね。。。)
もし、時給が1000円で、自動車が100万円だったとしたら、なんと、車を手に入れるために、1000時間も費やしてることになります。
これは、すごく大切なことで、初期費用や維持費が高いから、効率が良いように見えて、実は悪い!!ということなのです。
会社にも、当てはまることで、IT化すれば、生産性あがるから、効率が良いから、全てITに頼るなんて馬鹿な話はありません。なんせ、初期費用や維持費が高すぎて、逆に損するからです。
(この本には、メールと郵便も同じくらいの生産性と述べてあります。確かに、郵便は時間もお金もかかるから不便に感じるかもしれませんが、メールは、迷惑メールはくる上に、ウィルスの対策もしないといけないなど意外とデメリットも多いんですね。。。)
これを機に、自分なりに、この「非生産性」という言葉を、日常に落とし込めたらと思ってます。
もし、他にも「非生産性」に気づいた例があれば、コメントしてください。