
新卒社員からみる氷河期世代の異常さ
僕は2001年生まれの
典型的なZ世代である。
およそ社会人10ヶ月。
自分の人生が
ゆるふわに過ぎてったかと思うと
意外とそうでもなく、
かといって毎日が血反吐をはいて
首をつるほど
つらい思いをしていたかと言われると
そのようなこともない。
このような記事を書こうと思ったキッカケは、
ふと振り返って
感じたことがあったからである。
「会社に40代が極端に少ない」
どういったことだろうか。
そこそこキャリアのついた
20代後半は良く見かける。
50代以上の部長職クラスの方も
安定的に見かける。
ただこの「40代」という世代だけが
突然消えているのである。
ときどき入社してくる中途入社の方に
40代社員がまれにいるのだが、
その世代の人だけ極端に
仕事のレベルが異常に高いのである。
つまり、40代社員は
「異常に仕事ができる人」
以外の社員を見かけないのである。
新卒あがりの40代など
まるで見かけない。
なんだ。
どうなっているのか。
これを解明するべく、
僕は「氷河期世代」という
謎の世代に興味をもった。
通称「ロストジェネレーション」
失われた世代と言われている。
念のために控えておくと、
僕は社会情勢には
比較的関心が高い方である。
紙の新聞に目を通すようにしているし、
経済ニュースも大好きだ。
氷河期世代・ロスジェネやら
山一証券破綻らへんも
やんわりとは知っていた。
しかしその実態に
まるで気づく機会がなかった。
周りの友人・同世代たちも
同じ様なものである。
目に入る40代はみんな仕事が出来る。
仕事の出来ない40代を見たことが無い。
だから話題にすらあがらない。
氷河期世代には
1993年~2005年頃に新卒として就職活動をした人たちが該当する
2025年時点では40歳~50歳。
氷河期世代で
仕事がデキル人の思想というのは、
なんとなく似ている気がする。
「ハードワークをしないと人は成長しない」
であるとか。
おそらくこの世代で
仕事が出来る人というのは、
異常なまでに仕事が出来る人である。
自分自身に厳しく、
下の世代の扱いにくさに絶望しており、
上の世代の仕事のできなさに
辟易しているのだろうか。
このような人々から見れば、
僕のような若者は腫れ物だと思う。
そもそも同じ土俵に立っておらず
氷河期世代と勝負にならない。
大したことのない
労働時間ですぐ疲弊する。
指導もしにくい。
イライラしても叱れない。
教育しようと思えば
残業時間に規制がかかっており
すぐに帰らせないといけない。
成長などあるわけがない。
我々は少子化でボリュームが少ない。
辞められたら非常に困る。
殿様姫様のような待遇である。
昨今のインフレで
新卒の給料が異様に高い。
自分たちの給料は上がらない。
自分が同じ立場であったなら、
横にいるだけで腹が立つ。
よく笑顔で指導いただけるものだ。
もはや諦め感が強いのだろうか。
こんな記事を購入して読んでみる。
若者に対する
想像以上の辟易ぶりである。
翌々考えてみれば、
好きなことや自分のやりたいことで
お金を稼げるなんて話は無い。
好きなことは
お金を払ってやるものだ。
嫌いでやりたくない事だから
お金がもらえる。
嫌いな事と言えば
プレッシャーであり
圧力であり
心の苦しさである。
仕事が辛いからといって
退職代行が流行する
しかし仕事は、
辛いことをするからお金がもらえる。
辞めた若者には職の受け皿がある。
ストレスのない簡単な仕事。
現在の日本には何でも職がある。
ぬるま湯のループである。
苦痛や困難を乗り越えない
自己利益だけを考えて
チームの面倒をみない
我慢せずにすぐ逃げ出す
こんな20代を横目に、
ブラック企業戦士の
40代の価値が跳ね上がる。
しかし消えた40代は
いまだに消えたままである。
色々と難しい。
とりあえず今日も仕事、仕事…