見出し画像

「嫌いな人の良いところ」とは【#言語化れんしゅう】

「嫌いな人の良いところ」について考えてみました。

だらしないし、嘘ばかりつくのだけれど、周りは「だらしないし、嘘ばかりつくから仕方がないなぁ」と思って、適当にお付き合いができるところ。この“適当”がいい。適当を承知の上でお付き合いすると、そこには期待も何もないので、力の抜けたコミュニケーションができる。

嶋津(X)

これは、わたしの考える「嫌いな人の良いところ」の印象。他の人はどういうことに「嫌いな人の良いところ」と捉えているのかと思って、Xで問いかけてみました。

今回は少し難しい問題です。あなたの嫌い(苦手)な人をイメージしてください。その人の良いところを一つ挙げるとしたらどこですか?

以下、届いたみなさんの「嫌いな人の良いところ」をご紹介します。

みなさんのお答え

【1】

それがそのまま嫌なところでもあるのですが、怒りに素直すぎるところかなぁ、と。「羨ましいなぁ」と思う時もあります。

素直に怒りを表現できる。自分にない部分はちょっと惹かれもしますよね。

【2】

我が道を楽しいと思っているところですね。

人生を楽しんでいるところ。

【3】

その人の行為が嫌だとしても。その人なりに良くしようと思ってる。お世話しようと頑張ってるんだろうな。頑張り屋さんなんだなと。そんな人も誰かの大切な人だし家族もいる。と思ってます。

その人なりにより良くしようと工夫している。誰かに大切にされている存在でもある。

【4】

一つ挙げるためにその人のこと考えてたら一つどころじゃなくて、「あれ?実は嫌い(苦手)じゃないんじゃん、私の心の持ち様やタイミングの問題?」と気づかせてくれるところ。

考えてみれば、実はたくさん良いところがあった、という。

【5】

私の狭い価値観を広げてくれる可能性がある人です。

価値観の幅を広げてくれる可能性がある。

【6】

生命力が強いこと、でしょうか。イヤなことをされたり言われても、それもこの人が生きるための術なのかな、と考えています。

逞しいんですね。生き抜く力がある。

【7】

自分を厳しく律するところです。

おお、それはすてきなポイントだなぁ。

【8】

「無自覚なところ」です。 わたしにとっての「良いところ」とは言い難いですが、良し悪しというのは誰の視点に立った話かで変わりますよね。 自分の加害性に無自覚であることは、手に入れようと思って手に入れられない優れた自衛の手段です。素晴らしい。

加害性に無自覚であることは、ストレスも抱きづらいし、生きやすい。

【9】

私にどこが嫌い(苦手)かを教えてくれたところです。

自分の「嫌い」を理解できた。

【10】

職場の人を想像してみました。業務上の約束だけはきっちり果たしてくれるとこ でしょうか。気は合わなくても、役割は果たしてくれる。そういう人なら一目置くことができますね。

業務上の役割はきっちりと果たしてくれる。ある意味、信頼はおけるところ。

【11】

嫌いな感情が生じるということは、その感情を起こす原因が自分自身の課題と気づかせてくれるところがとてもありがたいです。

自分の課題を気付かせてくれるところ。

【12】

ひねくれた父が嫌いでしたが母に出会って死ぬまで母に一途な人でした。

母への一途な想い。ぐっときますね。

【13】

躊躇なく嘘が言えるところ。頭の回転性を他に使えたら良い人なのですが。

呼吸するように嘘を吐ける。捉えようによっちゃクリエイティブ。

【14】

とても細かいところです。それ自体は素晴らしいと思うのですが、私自身がとても大らかなのでそれを矯正しようとしてくるのが苦手です。もう少しおおらかに考えれば生きやすいのにとは私も思うけれどもそれを矯正するべきとは私は思わないので。

神経が細やかなところ。自分とは異なる部分は魅力として映りますよね。

【16】

私の苦手な人は、自己中心的な人です。 ですが、自己中心的な人が強い声音で自己主張する所は、自分にないものなので憧れでもあります。

強い声で自己主張ができるところ。短所と表裏一体。

【17】

自分に無いものを持っているところです。

自分に無いものを持つことは良いところ。

【18】

良い意味でも悪い意味でも空気を読まないし自己中。

どちらの意味でも空気を読まない。

【19】

本当にどんな人でも善悪どちらも見られる特性を持って生まれてきたのか、育つ過程で学んだのか、これはわたしの天性の長所だと思っていて、法律家になるために便利な性質だと思う。 私欲に忠実な人間は、社会を生き抜くために必要な術を身につけた結果そうなったのだなと感じている。

この見方を持てるといいな、と思っています。反対に好きな人でも、苦手な部分はありますもんね。

【20】

さりげない気配りです。相手に伝わらなくても気にせずやるもの。いつかお礼を言ったり真似したいな、と思いながら過ごすと心穏やかにあれる気がします。感謝、忘れがちですよね。 嫌いな(相性が悪い)要素はその人の全てではない、と人物そのものにマイナスイメージを持たないようにしています。

さり気ない気配りができるってすてきですね。苦手な人にお礼を言えるとしたら、すてきだなぁ。

【21】

良いところは、それでも生きてるところ。 生きてて最高にえらい。

生きていることが、最高に偉い。

【22】

自分に自信があり、何も恐れない。

自信があり、恐れがない。すてきなところですね。

【23】

一生懸命職務を遂行しようとしている。 自分のやり方で。

自分とは手段や方法が違うだけで、不真面目なわけではない。むしろ、職務を全うしようとしている。

【24】

なんでも自分に都合よく受け取れるポジティブさ。裏を返せば鈍感さなんやけど 嫌味でなく素晴らしいと思う。でも嫌い。

あらゆることをポジティブに受け取れる感性。すばらしい。最後の「でも嫌い」が好きです。

【25】

甘え上手。頼り上手。それらは、私がそれを苦手としてる行動だから。でもそういうことしてる人がいたとしても、基本自他を分けてるんで「その人はそういう(甘え上手な)人なんだな」と解釈して "単に私と違うだけな話であってそこには優劣なんて何もない" と思って、また自分のタスクに戻るだけかな。

自分が苦手なことを軽々とできるところ。

【26】

花の名前をよく知ってるところです。

なんだかすてきなポイントだなぁ。

【27】

自分の保身に走るタイプの人の生態が詳しくなるのはその人のおかげなのでデータの蓄積が捗る。

研究対象になっている。

【28】

見事に嫌いと思わせてくれるところ。

期待を裏切らない。

【29】

周りの反応を全く意に介さず思うままに突き進んでいるところ。「あんなふうに出来たら楽だろうなぁ」と思いつつ、なりたいとは思わない。

自分の考えのみで突き進めるところ。他人のことは考えない。

【30】

自分が無理しないとできないこと(無理してもできないこと)を、そんなに無理せずできるところ。不特定多数の人への接客など。

自分にできないことをできる能力がある。

【31】

才能です。

認めざるを得ない才能。

全てではないですが、このようなコメントが届きました。

ことばには、人それぞれにイメージがあり、定義がある。それらを読ませていただいていると、わたしの中でも「嫌いな人の良いところ」のイメージがすくすく育っていきました。

#言語化れんしゅう

これからも皆さんのお知恵をお借りしながら試していきたいと思います。Xのスペースでは、みなさんからいただいたことばを感想を述べながら紹介させていただいております。ぜひ、お気軽にご参加ください。




いいなと思ったら応援しよう!

嶋津 / Dialogue designer
「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。