自由律俳句 #144
【隣の隣の隣の席の若さ】
とある休日、私は2つの用事を済ませたかった。
1つ目の用事が済んで、2つ目の用事を済ませようと移動していた。
マクドナルドの看板が見えて、
無性にてりやきマックバーガーが食べたくなった。
朝から何も食べていなかったし、
2つ目の用事に時間の制限は無いから、
ちょっと休憩しようと思って、店内に入った。
店内は混み過ぎず、少な過ぎず、
ちょうどいいくらいにお客さんがいた。
注文を済ませて、席に移動する。
窓際の席がいいなと思って見ると、
窓際かつ端の席が、運良く空いている。
私はその席に狙いを定めて、無事に座ることができた。
私が座った席の、
隣の隣の隣の席には高校生だろうか、女の子が2人座っていた。
プリントを広げて、勉強をしているようだった。
私と彼女たちの間の席には誰も座っておらず、
ソーシャルディスタンスも完璧だ。
今日の運は使い果たしたなと思いながら、
ハンバーガーを口に入れて、コーラで流し込んだ。
彼女たちの方から声が聞こえる。
「マジ?それやばくない?」とか、
「だからさ、やばかったんだよねー」とか、
「え、ちょ待って、やばっ」とか聞こえてくる。
とりあえず何かが「やばい」らしい。
私はコーラを一気に飲み干して、ゴミとトレイを片付けながら、
なんか若くていいなっと思って、外に出た。
空は青く、風が冷たかった。
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