自由律俳句　＃327

【窓から花火は見えなかった】

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夜の開けている窓から、
打ち上げ花火の音が聞こえ始める。

今日は何かあったかな？
お祭り？学校祭？
この時期の打ち上げ花火は何だっけ？

カーテンを少し開けて、外の様子を覗く。

建物の間から、何となく光は見えるけれど、
花火そのものは見えない。

ドン！ドン！と、打ち上げ花火の音はするけれど、
見えるのは、花火の後の流れる煙だけ。

まぁいいや。
見えなくても、音だけでも楽しめる。

今年、最初の花火が聞こえた。

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