自由律俳句 #338
【いつもより静かな朝の音】
日曜日の朝。
いつもより外を静かに感じる。
窓を開けていても、
近所の子ども達が登校する様子もないし、
近所の方々が出勤される様子もないし、
車のエンジン音や通り過ぎる音もない。
私はこの音違いな朝に起きて、
これから出勤しなくてはいけない。
聞き慣れたアラームの音に違和感を感じながら、
まだ寝ていたら?と静寂が誘惑してくる。
静かで強かな夢を振りほどき、
カーテンを少しだけめくって外を見た。
快晴の夏が反射して突き刺す。
どんどん暑くなりそうだなと思いながら、
少しだけ世界が止まっていると錯覚して、
静かに朝の準備を始める。
やっぱり今日も今日が来た。
静かな夏へ、そっと飛び出した。
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