【手すりに雪が積もっていないところ】
手すりに雪が積もっている。
あの狭い面積にも雪は積もる。
手すりが続く先を目で追っていくと、
雪の積もっていないところがあった。
雪のないところは誰かが掴んだからだろうか。
雪と一緒に手すりを掴んだのだろうか。
冷たかっただろうか。
このくらいなら気にならなかっただろうか。
途切れた雪の積もりが、
見えない誰かを想像させた。
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